オープン戦(3勝3敗)
勝利投手 塹江1勝1セーブ
敗戦投手 宮森1敗
(C)-
(E)-
打点
(C)林①高木②
(E)伊藤裕①
投手
※数字は自責点
(C)ハッチ-黒原-河野-内間②-塹江
(E)岸-古謝-吉川-西垣-宮森-伊藤茉
先発ハッチは2回を無失点でまとめ2番手黒原も4回無失点の投球。
打線は3回まで無安打かつ8回まで散発3安打の拙攻で無得点。
2点先制を許した直後の9回表に林と高木の適時打で逆転し勝利。
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3月かつ瀬戸内海沿岸であるにも関わらず降雪による中断と珍しい出来事があった昨日とは打って変わって好天に恵まれた倉敷での3連戦最終戦。
恐らくは広島県東部辺りから駆け付けたのかビジター側である3塁側はかなりのカープファンが訪れていたように見えますが…肝心の試合は相変わらずのお寒いものでした。
前回のオープン戦初登板で無様な内容と結果だったトーマス・ハッチは今日は2回無安打無失点とまあまあの結果で、2番手で登板した黒原拓未も4回無失点で前回登板に続いて無失点を維持はしています。
現状、九里亜蓮、森下暢仁、床田寛樹が確定している開幕ローテーション争いは、このハッチ、黒原に加えて玉村昇悟、森翔平、益田武尚が争うと図式で、これに手術からの復帰を目指す大瀬良大地が間に合うかどうかと言ったところでしょうか。
決してレベルの高い争いとは言い難い部分がありますが、とにかく打線が全く期待できない状況において先発陣が無援護の中でどこまで耐え抜けるかがカギとなりますからとにかく一定の数の候補がオープン戦終盤まで残っている事を祈りたいところです。
で、その打線は今日も今日で相手先発の岸孝之の前に3回無安打で抑え込まれると以降も8回まで僅か3安打無失点と昨日以上の酷さ。
今日も併殺打含めて無安打のジェイク・シャイナーの連続無安打記録は12打数目を数えるなど全く見せ場すらありません。
しかし、このような悲惨極まりない状況が続く中、試合の土壇場になって若手中堅が活躍を見せました。
上記の「令和でもっとも悲惨な助っ人」シャイナーに代わって林晃太がこの試合で唯一の長打となった二塁打を放つと高卒3年目の高木翔斗がこの日2本目の安打が適時打となり逆転に成功。
彼らはいずれも開幕スタメンはおろか一軍すら危うい立場の選手ではあるのですが…なかなか選手が育たたず助っ人補強も早くも失敗の雰囲気が漂う現状で、これからも少しずつなけなしのポジティブ要素を提供してくれると期待はしたいものです。
まあ、そもそも相手チームの致命的なエラーが無ければそのまま無得点で試合終了となっていた訳ですからそれすら難しいかもしれませんが…。