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カープと趣味の日記

03/19(火)●「狭山丘陵の寒さ以上に…」(カープ2024&観戦記)

埼玉西武ライオンズ3-1広島東洋カープ

オープン戦(5勝5敗4分)

ベルーナドーム

 

勝利投手 甲斐野 1勝

敗戦投手 杉田 1敗

セーブ投手 アブレイユ 2セーブ

 

本塁打

(C)小園2号①

(L)中村剛1号②

 

打点

(C)小園①

(L)中村剛③

 

投手

※数字は自責点

(C)玉村①-塹江-矢崎-杉田②

(L)平良①-ヤン-増田-甲斐野-アブレイユ

 

先発玉村は初回に失点を許すも以降は耐えて5回1失点で降板

打線は初回の小園の先制本塁打以降は奮わず散発4安打。

4番手の杉田が勝ち越し弾を浴びて関東で今季最初の試合を落とす。

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一緒に観戦した本島さん(仮名)が池袋から西武線に乗って開口一番に告げたのは「西武線に乗るのは初めて」という事でした。

よくよく考えたら私自身も西武線に乗るのは西武ドームカープが試合をする時ぐらいでしたので、関東に住んでいるとこれだけ私鉄があっても乗る路線とそうでない路線の差は住んでいる場所によって大きいようです。

西武ドームでの試合観戦は一昨年前にボコボコに叩きのめされた交流戦以来で、鳴り物応援が再開されてからは初めて。

また、メジャー移籍を経てカープに移籍してきた秋山将吾にとっても、久方ぶりの「本拠地凱旋」ともなります。

オープン戦かつ平日デイゲームともあって観客はまばらでフィールドシートも簡単に取る事が出来るぐらいで売店も閉店している店も少なくありませんでした。

とはいえ、個人的にこの球場の特徴である沖縄料理店でのオリオンビールや、狭山茶の売り子はありこれだけでも行く価値があるというもの。

大規模な改修が終わって3年目となりますが、もっとも行くのが楽しみなドーム球場です。

まあ、フィールドシートだとイニング間しか売り子が入れないというのは少々閉口しましたが…。

今日の先発を務めた玉村昇悟は現在、開幕ローテーションの最後の一枠を黒原拓未、アドゥワ誠と争っている状態でしたが、初回からいきなり金子侑司に二塁打を浴びるなど満塁のピンチを招く苦しい立ち上がり。

ここは何とか1失点で凌いで以降も5回まで投げ抜くことが出来ましたが安定しているとは決して言えない内容でした。

両助っ人を始め、独特のリリースからの投球でタイミングが合わない打者が相手チームの多かった事が幸いしましたが正直、この内容で開幕ローテーションに前進したとは到底思えません。

もっとも、玉村は現状ローテーション争いを繰り広げている上記の投手の中ではもっとも先発での実績があり、若く伸びしろがある投手ですので何とかこの競争に勝ち抜いて欲しいもではあります。

打線は初回に相手チーム屈指の好投手である平良海馬から小園海斗が先制本塁打を放つ活躍を見せてオープン戦通して悲惨な打線の中にあって順調な仕上がりを見せてくれました。

また、スタメン紹介時に3塁側のライオンズファンからも歓声と拍手を受けた秋山将吾は3打席目で2塁打を放つなど久しぶり「本拠地」で健在ぶりをアピールする事が出来たのも何よりです。

と、特筆すべき場面はこれだけ。

残りは相手投手陣に全く手も足も出ず結局、何の見せ場もなく僅か2時間30分程度で試合をさっさと終わらせる事に尽くしたのみでした。

中でも酷かったのが4タコに終わり、打率は.083とあのジェイク・シャイナーすら下回る状況となった野間峻祥

今季は長打力を強化したいとか何とかほざいてましたが、そもそも全くバットにボールが当たっておらずそれ以前の問題です。

年間通して活躍した経験が皆無で主力とは言い難い選手ですからオープン戦での低迷はそのまま開幕以降の悲惨な結果に直結する事は想像に難くありません。

にも関わらず半ばスタメンが確約されているような現状は、おおいに不満です。

 

普段の交流戦とは異なり寒い時候での試合となった西武ドームでしたが、打線の冷え込み用はそれ以上だったかと思えます。

席に隣接するブルペンから見えるプロ野球投手たちの投球の迫力には本島さんも大満足はしてくれたようですが、いざ試合の感想となるとさすがに無言になってしまうようでした。