オープン戦(5勝7敗4分)
ベルーナドーム
勝利投手 ボー・タカハシ2勝
敗戦投手 大道2敗
(C)田村3号②
(L)-
打点
(C)上本①レイノルズ①田中①田村②
(L)栗山②アギラー②ブランドン②
投手
※数字は自責点
(C)大瀬良③-森浦-岡田-河野-大道②-益田
(L)武内②-ボー②
先発大瀬良は3回裏に打ち込まれて3失点で降板。
打線は2回表に上本の適時打で先制し7回表に田村の2ランで一時逆転。
逆転直後の7回裏に大道が打ち込まれて逆転負けで2連敗。
------------------------------------------------
今季初の祝日での関東での試合となりましたが、昨日に続いて冷たい風とお寒い試合結果に終わってしまったのは大変残念な事です。
先発の大瀬良大地は前回登板では無難に抑えたもののスタミナに不安のある投手だけに今日はどこまでイニングを重ねられるかという点で注目していましたが…はっきり言ってそれ以前の問題の出来でした。
一応、開幕ローテーションはこの大瀬良も含めて既に5人が固まったと言えるでしょうが、この大瀬良と全く説得力のある投球を未だに見せていないトーマス・ハッチについては早々にローテーションから外れる可能性が高いと考えて良いかもしれません。
一方、打線は貧打に終わった昨日とは異なり今日は2回表に上本崇司の適時打で先制すると以降も打線が繋がり二桁安打で久しぶりの5得点。
中でも7回表にオープン戦最多にもなる3本目の逆転本塁打を放った田村俊介の打棒は素晴らしいものでした。
なのですが、この田村の当たりを除けば残りの安打はいずれも単打と長短打を交えた相手打線に比べると遥かに成果に乏しく見えます。
また、あれだけ低調だった野間峻祥ですら安打を放ったこの試合でスタメン出場しながら3三振含めて4タコに終わった中村健人はフォーム改造も結局は「宮崎敏郎の下手な物まね」でしかなかった事を証明しただけでした。
リリーフ陣に関しては大道貴温が、田村の劇的な逆転弾を直後に台無しにしてこれまた厳しい状況。
昨日、観戦に行った時はフィールドシートのファンへのサインに応じるなど素晴らしいファンサービスを見せてくれた投手ですが、オープン戦通して低調な結果と内容が続いているだけにこちらも開幕ブルペンは難しいかもしれません。
まあ、その他に突出した若手、中堅がいないのですが…。
ちなみに今日は、3番手として今季から育成契約となった岡田明丈が登板。
最速で150㎞を記録する場面などありましたが、勝ち越しを許すという残念な結果でした。
思えばプロ入り1年目だった彼を始めて私が見たのは同じこの西武ドームでした。
この時も力あるフォーシームが魅力的ではありましたが、全体的にコントロールが悪く普通に打ち込まれて大変不安な予感を抱いたものです。
もっとも、その後リーグ3連覇に貢献する事になるのですが…。
それから8年経って低迷の末に育成契約となり、背番号も17から123と大きくなってしまった形で再起をかけた育成選手としてのデビュー戦を迎える姿を再びこの球場で見ると言うのはプロの厳しさでもあり歳月の残酷さでもあると思えます。
実は昨日もブルペン入りしているのを見かけたのですが、私自身が選手の顔をさほど覚えていないうえに現行のビジターユニフォームが大変背番号が見にくい作りであるのもあってそれが岡田である事を気づいたのは私の近くで彼に声をかけるファンがいたからでした。
そういえば、昨日は岡田と同時期に活躍しながら戦力外となり今季からイースタンリーグに出来た新球団・オイシックス新潟アルビレックスに入団し先週土曜日に同球団の歴史的な開幕投手となっていた薮田和樹も試合前のグランドで見かけました。
どちらも再び一軍の舞台へ戻るのは難しいでしょうが…何とか頑張って欲しいものです。