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カープと趣味の日記

09/11(金)●「捨て試合の証明」(カープ2020)

阪神タイガース2-1広島東洋カープ

15回戦(カープ5勝9敗2分

阪神甲子園球場

 

勝利投手 西勇 6勝3敗

敗戦投手 床田1勝5敗

 

本塁打

(C)-

(T)サンズ18号①梅野4号①

 

打点

(C)-

(T)サンズ②梅野①

 

投手

※数字は自責点

(C)床田①-菊池保①-中田-矢崎①

(T)西勇

 

先発、床田は初回に失点し、5回2失点でリリーフ陣も失点。

打線は、西勇輝を3併殺の拙攻で4安打無得点。

攻守ともに低調な試合で惨敗を喫し連勝が止まる。

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ここまで対カープ戦では5回対戦し3勝で、勝率に至っては10割と完全にカモにされている西勇輝が向こうに回して、こちらの先発は久しぶりの床田寛樹。

今季は、ここまでほとんど試合が作れない投球が続き、昨年の活躍はもはや遠い忘却となりファンからもベンチからも信頼を完全に失った投手ですが、先発投手不足のあおりを受けての再登場となりました。

一ヶ月前に彼に対して「次はもうない」と言い放った投手を、舌の根も乾かないうちに再度マウンドに上げる監督の言葉の軽さにはゲンナリしますが、それだけ誰もファームでも投手は育っていないという事なのでしょう。

 

この先発投手の組み合わせを見ると観戦しているファンには大変申し訳ありませんが「捨て試合」という言葉が自然に口につくのは仕方ない事でしょう。

こんな事を書くと「一生懸命にやっている選手に失礼」という声は当然出てくるでしょうが…この試合を見た限りではそれはあたらないでしょう。

結果は勿論、内容においても攻守ともに選手にまったくやる気が見られないただただ惰性でシーズンを消化する為だけにやっているも同然の試合なのですから。

打線は3つの併殺打で3塁すら踏ませてもらえない低調な攻撃。

同じ投手に毎回毎回同じようにやられる選手の学習能力の無さは勿論ですが、コーチ陣もほとんどまともにデータの収集や解析すらせずに勘頼みな適当なアドバイスしかしてないとしか思えません。

まったくプロとは思えないぐらいに緻密さも勤勉さも感じられない戦いぶりは今に始まったことではありませんが、改めて見せつけられると哀れみと悲しみしか感じません。

「捨て試合」である事を証明したのは他ならぬ選手でありチームである…という事です。

唯一、この試合で注目できたのは上記の如くまったく期待してなかったにも関わらず5回自責点1で何とかまとめた床田の意外な好投ぐらいでしょうか。

まあ、それにしても6イニング目であっさり大量失点を喫していた可能性は高かったですし、次回に期待なんて到底出来るレベルの投手ではありませんが…。