吹けよ風!打てよアレン!!

カープと趣味の日記

05/20(土)●「復活劇は見せたが…」(カープ2023)

阪神タイガース1×-0広島東洋カープ

8回戦(3勝5敗)

阪神甲子園球場

 

勝利投手 岩崎2敗5セーブ

敗戦投手 森下1敗

 

本塁打

(C)-

(T)-

 

打点

(C)-

(T)森下①

 

投手

※数字は自責点

(C)森下①

(T)大竹-岩貞-岩崎

 

先発森下は6被安打も粘りの投球で8回2/3まで無失点で投げ抜く。

打線は大竹に三度抑えられて毎回走者を出しながら無得点の拙攻。

最終回に森下が森下に適時打を浴びてサヨナラ負けを喫する。

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現在、広島で開催中のG7サミットにウクライナ大統領がやって来た事で試合中継が一時中断する一幕もあったこの試合。

肘の故障から復帰以降2試合連続でQS以上ながら、そのパフォーマンスは決して圧倒的とはいえなかった森下暢仁でしたが、3戦目となった今日は素晴らしい結果を残しました。

序盤こそは危ない場面もありましたが、以降は安定してあれよあれよと9回まで無失点で投げ抜いて記録上は今季初完投を見せてくれました。

また、8回終わった時点で球数も90前後という点も考えると水曜日の九里亜蓮の時とは異なり続投させたベンチの判断は決して間違いとまでは言えないでしょう。

というより、これだけ打線が打てないなら継投に入ったとしても結果は同じだったと考えるべきで、それよりもこれだけ彼が調子を取り戻してくれた事をまずは喜ぶべきかと思えます。

 

その打線。

実況がライアン・マクブルームを間違えて「エルドレッド」と呼んでしまう一幕もありましたが…それは走者だけは出しながら全く点が取れる予感がしなかった事への皮肉と嘲笑だったと思うのは私だけでしょうか。

昨日は一時5点差を追いつかれてなお突き放した打線でしたが、ここまで2試合で1得点しかできていない相手先発の大竹耕太郎相手に今日も歯が立ちませんでした。

元来カープというチームはベンチも選手もたいして相手投手を分析する事など出来ない集団ですから、これだけ何度も抑えられているという事はもう今季は絶対に彼を攻略するなど出来ないという事かと思えます。

せいぜい出来そうな事といえば彼と対戦する機会がもうない事を祈るか、相手ベンチのまえで監督以下全員土下座でもして登板しないように頼むしかないでしょうね。

もっとも、この大竹を攻略できていないのは我々のチームだけではないのですが…。

 

05/19(金)○「踏みとどまったブルペン」(カープ2023)

阪神タイガース7-10広島東洋カープ

回戦(勝敗分)

MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島

 

勝利投手 ケムナ2勝

敗戦投手 及川1勝1敗

セーブ投手 矢崎3勝3セーブ

 

本塁打

(C)堂林2号①

(T)ノイジー3号①佐藤輝8号①大山4号③

 

打点

(C)松山②坂倉①林②韮澤②玉村②堂林①

(T)佐藤輝①中野①ノイジー②大山③

 

投手

※数字は自責点

(C)玉村⑥-ケムナ①-中崎-島内-ターリー-矢崎

(T)青柳⑦-及川①-西純矢-ビーズリー

 

打線は初回に5得点を挙げると中盤以降も加点し合計10得点。

先発玉村は3回以降に崩れて4回 6失点でノックアウト。

6回以降はリリーフ陣が踏みとどまって逃げ切り乱打戦を制して連敗を止める。

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今日の試合は、前日に死去した名選手にして名伯楽でもあった中西太氏への半旗の掲揚と黙祷から始まりました。

中西氏といえば西鉄ライオンズの伝説的な強打者ですが私の世代では多くの名スラッガーを育て上げて名伯楽としての印象が大きいです。

特に近鉄バファローズコーチ時代にいわゆる「10.19」で勝ち越しのホームインを決めた故鈴木貴久氏と抱き合って喜んだ姿は球史に残る名場面。

今頃、故仰木彬氏も交えてあの時の思い出話に花を咲かせているのでしょうかね…。

 

ところで、各国の首脳が広島に集結してG7サミットが開幕した日にサンフレッチェやドラゴンフライズ共々広島から追い出されたカープは長期ロードの最後のカード初戦を迎える事となりましたが…相手は現在7連勝中と破竹の快進撃の阪神

更にいえば、床田寛樹と大瀬良大地がローテーションから外れた影響で急遽先発を務める事となった玉村昇悟に対して向こうはエースの青柳晃洋。

かなり苦しい試合が予想はされました。

先日、支配下登録されたばかりでユニフォームを用意できずに3桁の背番号のままでプロ初出場を果たした中村貴浩を含めたスタメン全員を左打者で固めた打線も苦し紛れにしか思えませんでしたが…。

しかし、初回から好投手から5得点と意外にもこれが機能し、先週の拙攻続きの試合とは異なる展開。

とはいえ正直、先発投手が先発投手だけに嫌な予感しかしませんでした。

案の定と言うべきか玉村は大量リードを守り切れず5回裏に5点差を一気に追いつかれてノックアウト。

こうなると元来盤石なブルペンを誇るうえに打線も絶好調な対戦相手ですから連日の二桁失点で逆転負けを喫するのを待つだけに思えました。

というより、この時点で勝利を信じて観戦を続けた方は素晴らしいカープファンと呼べたでしょう。

…少なくとも私には無理でした。

 

しかし、結果的には敗色濃厚な状態から勝ち越してそのまま逃げ切る事に成功したという事態。

打線が集中を切らせず加点できた事も勿論でしたが、6回以降は無失点で抑えたリリーフ陣が踏みとどまったのが大きかったかと思えます。

昨日も書きましたが、先週は打線の援護の無さから来る連夜の延長戦で疲れ切っていた筈のブルペンが底力を見せたと言えるでしょう。

 

05/18(木)●残念コルニエル(カープ2023)

横浜DeNAベイスターズ13-3広島東洋カープ

9回戦(3勝6敗)

横浜スタジアム

 

勝利投手 東4勝1敗

敗戦投手 コルニエル2敗

 

本塁打

(C)マクブルーム4号①

(De)佐野8号③

 

打点

(C)曾澤①上本①マクブルーム①

(De)山本①佐野⑤牧②桑原②関根①宮崎②

 

投手

※数字は自責点

(C)コルニエル⑤-大道⑥-塹江②-戸根-中崎

(De)東③-石川

 

先発コルニエルは2回裏に崩れて4回5失点でノックアウト。

打線は7者連続三振を喫するなど貧打で3得点に留まる。

6回裏にはリリーフ陣が8失点の大炎上で今季最多13失点の大敗。

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優位に試合を進めながら終盤に決定的なベンチの継投ミスで逆転負けを喫したカープは、昨日4タコにエラーと攻守で良いところがなかったマット・デビットソンを遂にスタメンから外す事になりました。

まあ、多少3塁の守備が上手い以外はさほど良いところがなかった選手であるものの一応はチームトップの本塁打を放っていた選手。

そういう選手を外して臨んだ試合でどのように打線は機能するかは注目ではあったのですが…。

今日は投手陣が見事に崩壊してそれ以前の内容と結果でした。

ここまで3試合に登板していずれも勝利を得るに値する投球を見せて来たロベルト・コルニエルですが打線の援護に恵まれない状況で遂に大きく崩れる事になったのは残念。

もっとも、彼のように実績のない投手が勢いだけで投げ続けても、その見返りとなる勝ち星に恵まれなければこうなってしまうのは時間の問題でしたから仕方のない事かもしれません。

まあ、現時点でよくやってはくれている事に変わりはありませんから次回に上手く立ち直る事を期待するしかないでしょう。

また、その後も投手陣は打ち込まれましたが、こちらも先週は援護点が少なく僅差での投手リレーを強いられたうえに3試合連続の延長戦を戦い、更にいえば長期ロード中ですからこういう試合が出来てしまうのもまたやむを得ない事です。

とはいえ、昨日の床田に加えて今度は大瀬良大地が明日の登板を回避という状況。

ここに来てここまで実力以上のものを出して来た投手陣は正念場を迎える事になりそうです。

それにしても、開幕前の森下暢仁に続いて床田に大瀬良…。

前任監督の「負の遺産」の凄まじさには成す術がありませんね。

 

5/17(水)●「佐々岡シンドローム」(カープ2023)

横浜DeNaベイスターズ7-4広島東洋カープ

8回戦(3勝5敗)

横浜スタジアム

 

勝利投手 伊勢2勝1セーブ

敗戦投手 九里2勝2敗

セーブ投手 山崎3敗10セーブ

 

本塁打

(C)-

(De)牧7号②8号③ソト3号①

 

打点

(C)マクブルーム②菊池②

(De)牧⑤楠本①ソト①

 

投手

※数字は自責点

(C)九里⑥-塹江

(De)石田④-三嶋-ウェンデルケン-伊勢-山崎

 

先発九里は初回に失点以降は粘るも8回途中で逆転弾を浴びて7失点ノックアウト。

打線は序盤に5回までに4得点も以降は繋がらず突き放せず。

終盤2イニングに5失点を喫する逆転負けで連勝が止まる。

九里がプロ野球史上363人目の1000イニング登板を達成。

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昨日の試合の第1打席でハムストリングの故障で交代した野間峻祥と共に、先発した床田寛樹も肘の炎症で登録抹消と嫌なニュースが試合前に流れて来て迎えたベイスターズとの2戦目。

さすがに昨日のように初回から打線爆発とはいきませんでしたが、最近得点圏での確実性が上がりあるライアン・マクブルームの適時打で先制するという幸先の良い滑り出し。

しかし、これまた昨日の床田同様に先発の九里亜蓮が立ち上がりから牧秀悟の逆転弾を浴びて躓きます。

九里は中盤以降でやや安定し、史上363人目の1000イニングも達成したものの7回裏には1死2塁3塁を何とか1失点で凌ぐというフラフラの状況。

どう考えても8回裏は継投に入るべきでしたが、先週の完封劇を監督が引きずったのか選んだのは継投で、案の定ボコボコに打ち込まれてノックアウトで試合をぶち壊す事となりました。

 

当然ながらこれは九里本人ではなく明らかなベンチの采配ミスです。

 

球数こそ80球程度でしたが先週は120球以上を投げていたのですからそれが交代を躊躇う要因にはなり得ず、それほど難しい判断だったとは思えませんでしたし、何より7回時点でいっぱいいっぱいだった彼の投球の何を見て8イニング目も行けると判断したのか理解できません。

「先発が打ち込まれて試合が壊れるまで交代は絶対しない」という妄執に取り憑かれただけだった前任監督を思い出すような光景は、まさに「佐々岡シンドローム」が発症したとも言うべきもの。

新井監督には、前任者の轍を踏まず、ここまで継投については信頼感が薄い投手でも勇気を出してマウンドに送り出し結果を残して来ただけに次回以降はもう二度とこういう馬鹿げた真似を繰り返さないで欲しいものです。

05/16(火)○「全てを越えろ秋山将吾」(カープ2023+カープ観戦記)

横浜DeNAベイスターズ5-7広島東洋カープ

7回戦(3勝4敗)

横浜スタジアム

 

勝利投手 床田4勝

敗戦投手 バウアー1勝2敗

セーブ投手 矢崎3勝2セーブ

 

本塁打

(C)西川5号②

(De)ソト2号①山本1号①

 

打点

(C)秋山②マクブルーム②西川②

(De)大和②ソト①山本①

 

投手

※数字は自責点

(C)床田③-ケムナ①-島内-矢崎

(De)バウアー⑦-上茶谷-坂本-入江-ウェンデルケン

 

先発床田は8安打2本塁打を浴びながら7回3失点で降板。

打線は初回から繋がり長短打交えて2回までに7得点も以降は沈黙。

終盤に追い上げを受けるも辛くもかわして2連勝。

秋山がプロ野球史上133人目の1500安打を達成。

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前日の雨もあがり夏日となった横浜。

さすがに前回ここに来た時のように関内駅全面にポスターが貼られているという事はありませんでしたが、サイヤング賞右腕トレバー・バウアーが先発する試合とあってやはり注目度は高い試合だったかと思います。

また、それに加えて今日は偶然、生ビールが半額という嬉しいサービスもあり、平日ながら多くのファンが集まりました。

そのバウアー。

前回の彼との対戦時にカープは上手いぐらいに「嚙ませ犬」役を務めあげてしまっただけに試合前に青星寮カレーを食べながら大変イヤな予感はしたのですが…。

しかし、蓋を開けて見れば野間峻祥二塁打をきっかけに秋山将吾とライアン・マクブルームの連続適時打に西川龍馬の本塁打と初回からまさかの打線爆発でいきなり4得点。

先週の火曜日の試合が初回から残塁祭りで結局1得点のみでしたので、これには驚きです。

もっとも、これに一番驚いたのは先週孤立無援の状況で勝利を収めた床田寛樹だったかもしれません。

初回から不安定な投球とらしくない姿でしたが…それでも大量援護が効いて7回3失点と結果は残してくれました。

終盤は先週から5連敗中とはいえ大歓声を背にして追い上げムードの相手打線に対してケムナ誠と島内颯太郎のそれなりの投手でなんとか凌ぐ事ができたのもやはり序盤の大量得点が効いての事。

序盤から大きくリードを奪えれば多少の瑕疵がその後にあってもどうにかなるという当たり前の事を教えてくれるような試合だったかと思います。

 

その序盤からの大量援護に大きく貢献したのが2本の適時打含めて4安打2打点の秋山将吾。

残り3本と迫った1500本安打も3打席目であっさりと達成して新たな勲章を手にする事になりました。

西武ライオンズ時代にシーズン安打数の日本記録を達成するなど球界を代表するリードオフマンとして名を馳せた選手が、MLBへ移籍も挫折を味わった後に全く縁も所縁もない球団への入団を決意してクラッチヒッターとして輝く。

今日、対戦したバウアーも自身がアメリカで苦しい時期に同じチームの主軸として活躍していたという事実がありますが…それらを乗り越えて素晴らしい金字塔を打ち立てた場面に立ち会えた事を誇りにしたいと思います。

 

05/14(日)○「カーネーションと助っ人たち」(カープ2023+カープ観戦記)

読売ジャイアンツ2-7広島東洋カープ

9回戦(6勝3敗)

東京ドーム

 

勝利投手 アンダーソン2勝

敗戦投手 赤星3敗

 

本塁打

(C)マクブルーム3号④

(G)ウォーカー3号②

 

打点

(C)マクブルーム④デビットソン①田中①

(G)ウォーカー②

 

投手

※数字は自責点

(C)アンダーソン-戸根②-島内-ターリー

(G)赤星④-代木②-田中豊-平内

 

先発アンダーソンは3塁を踏ませない投球で7回1安打無失点の好投。

打線は相手失策で先制以降音無しも7回表にマクブルームの満塁弾で突き放す。

終盤、リリーフ陣が崩れるも助っ人陣が躍動し逃げ切りカード勝ち越しを決める。

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延長12回の末に非常に悔しい形で逆転サヨナラ負けを喫した昨日の試合で全くコントロールが定まらない松本竜也を交代させなかった事がファンの間で大きな議論になっていたようです。

ニック・ターリーの3連投とやはり安定感がない大道貴温しか残っていないあの状況で松本に託したのは仕方のない事だと書きましたが…上記のような意見が多くなってしまう理由の一つは今日の先発投手の信頼の無さから来るのかと思えます。

というのも、今日の先発を務めたドリュー・アンダーソンは契約2年目にも関わらずオープン戦から不満しか残らない投球の連続。

先々週の試合で大量援護に守られてようやく今季初勝利を挙げたものの5イニング3失点と試合を作ったとは言い難い投球で、今季の防御率も6点台と助っ人投手としては物足りないを通り越してもはや「ローテーションの数合わせ」以外の何者でもないレベルの投手で正直、打線も今週は中盤まで援護を与えられない迫力の無さも相まって一方的な試合展開になるとすら予想出来ました。

しかし、アンダーソンは、今日はフォーシームだけでなく変化球のコントロールも安定して来日初登板の試合を思い出させるような好投。

好投が報われて最終的には大量援護を経て7回無失点と素晴らしい内容と結果でした。

また、今日は「母の日」という事でスコアカードもピンクとなり、何人かの打者が「いちごポッキー」のようなバットを振り回し、審判がアイスクリームの売り子のような格好で出場するなどいつもと変わった形での開催となりましたが…。

素晴らしい投球と共にアンダーソンが素晴らしかったのはその「母の日」に因んでのコメントを求められたヒーローインタビューで語った彼の言葉でした。

「子供たちを愛してあげてください。そして人生を楽しんでください。」

子育てをするうえで根幹となる愛情の大切さと共に、自分自身の人生も大切にして欲しいと説くこの言葉は少子化が深刻になりおっとり刀で育児の形が官民で変わりつつあるこの国全ての母親にたいして普遍的な意味を持つ言葉ように思えてなりません。

そのアンダーソンを打線は今日も拙攻でなかなか援護は出来ませんでしたが、こちらも今日は助っ人勢が終盤になって躍動してくれました。

特にライアン・マクブルームは前日、土壇場の好機で代打を送られたうえに今日は申告敬遠で満塁を迎えるという状況。

私も正直、これまでがこれまででしたのでビジター内野応援席で応援しながらも「これで打たなくても怒らないようにしよう」と思っていたのですが…なんとここで試合を決する満塁弾。

右中間フェンスギリギリに入るこの球場でしか入らないであろう本当の意味での「ドームラン」ではありましたが、まさに待ち焦がれた4番の働き。

また、個人的には2005年に市民球場で見たグレッグ・ラロッカ以来の外国人選手の満塁弾かつ初めて観戦2試合連続での満塁弾でもあります。

その後、マット・デビットソンが適時打を放ち、ニック・ターリーも相手チームの追い上げムードを見事に断ち切ってこれまで物足りなさばかりが目立っていた助っ人外人が揃い踏みという形でカーネーションと共にファンに勝利を贈る事が出来ました。

アンダーソンにしろマクブルームにしろ、いずれも崖っぷちでの活躍でまだまだ信頼を寄せられるとは言い難いですがこれをきっかけにチームを引っ張って欲しいものです。

 

05/13●ビジターでの延長戦の難しさ(カープ2023)

読売ジャイアンツ5×-4広島東洋カープ

カープ8回戦(5勝3敗)

東京ドーム

 

勝利投手 菊地1勝1敗

敗戦投手 松本3敗

 

本塁打

(C)-

(G)坂本5号①

 

打点

(C)秋山①松山①磯村①堂林①

(G)門脇①坂本①大城①秋広①ブリンソン①

 

投手

※数字は自責点

(C)森下②-戸根-ケムナ-島内-矢崎-塹江-松本③

(G)グリフィン①-鍵谷-大勢①-三上-高梨②-菊地

 

先発森下は序盤からピンチを招き6回2失点で降板。

打線は9回まで4安打の拙攻も土壇場の9回表に松山の適時打で追いつく。

延長12回表に勝ち越すも12回裏に松本が炎上し逆転サヨナラ負けで連勝が4で止まる。

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非常に浮き沈みの激しい試合でした。

敗色濃厚の9回表に追いついたと思いきや10回裏にサヨナラ負けの筈がリクエストで覆り12回表に難産の勝ち越し点を得たにも関わらず逆転サヨナラ負け…と1行で書いたら大体こんな感じです。

最後の最後で打ち込まれた松本竜也の愚かさをこき下ろすのは簡単ですが、さすがに3試合連続でビジターでの延長戦を戦うとなると、その難しさの方を考えるべきでしょう。

ビジターでの延長戦というのは良い投手から順番に投入しないといけない訳ですからそれが12回までに至ると不安定な投手に試合を託さざるを得ません。

ましてや今週のカープブルペンは僅か2失点しか喫していないという状況でしたからあえて責めるべきなのはやはり先発の森下が試合を作っているうちに十分な援護が出来なかった打線でしょう。

特に土壇場の場面で代打を送られるライアン・マクブルームなど相変わらずの頼りなさで連勝はしているチームの4番とは思えません。

ここまで連夜の延長で連勝は飾っていましたが裏を返せば9イニング以内に十分な得点が出来ていない裏返しでもあります。

栗林良吏を欠き、けっして層も質も十分とは言い難いリリーフ陣が奮闘しているうちにこれをどうにかしなければ消耗しきって今日のような馬鹿げた結果の試合が増えるのは容易に想像できるという事です。