吹けよ風!打てよアレン!!

カープと趣味の日記

09/19(日) ●「打率詐欺の真骨頂」(カープ2021)

東京ヤクルトスワローズ5-1広島東洋カープ

18回戦(カープ7勝10敗1分)

明治神宮野球場

 

勝利投手 原2勝1敗

敗戦投手 高橋昴3勝6敗

 

本塁打

(C)

(S)青木5号②村上35号②

 

打点

(C)野間①

(S)青木②村上①塩見②

 

投手

※数字は自責点

(C)高橋昴④-菊池保-島内-バード①

(S)原①-今野-清水-石山

 

先発高橋昴也は初回から2本の本塁打を浴びる投球で4回4失点で降板。

打線は12安打を重ねながら5回表の野間の適時打による得点のみに留まる拙攻。

リリーフ陣もバードが失点を喫し終始圧倒される試合展開で惨敗し2連敗。

------------------------------------------------

台風一過の好天に恵まれた神宮球場での2連戦初戦は先発が試合を作れず打線も相変わらずの貧打で惨敗と全くいいところがありませんでした。

未だに残っていたのが不思議でしたが、これで自力でのCS出場の可能性も消滅したそうです。

もっとも、我々にはCSなどはもはや遠い異国の物語に等しく、今見えている現実は16年ぶりの最下位が事実上確定しているという事だけですが…。

 

先発の高橋昴也はギリギリQSを守れるかどうかが精いっぱいといったレベルの投手に過ぎませんがこれで前回に続いて6回まで到達すら出来ない投球。

良かったところと言えばせいぜい村上宗隆のプロ野球史上最年少での達成となった100本目の本塁打を打たれた投手として未来永劫名を残す事になった事程度でしょうか…。

この連戦続きの過密日程では「他に投手がいないから」という理由だけで登録抹消などはないでしょうが…次回以降もこんな感じで3回以内に試合を決定づける程度の投球しかできない結果になるのは容易に想像できます。

まあ、こんな投手が毎週毎週投げ続けるのも最下位が事実上確定している弱小チームならではですね…。

 

一方、リーグ首位の打率を誇りながらここ1週間で複数得点が僅か2試合しかない「打率詐欺集団」ことカープ打線ですが、今日は12安打で1得点という離れ業を披露。

しかも、曾澤翼除く先発野手全員安打に先発野手全員出塁を記録してこの結果ですからもはや驚異的としか言いようがありません。

無死や1死で走者が出ても仕掛けがなく走塁ミスも多く、得点圏打率では誰一人ケース打撃が出来ない以前にその意欲すらないというこのチームの特徴が如実に表れていたかと思います。

そんな打線にあって特に酷いのが一時的に首位打者に躍り出た日のヒーローインタビューで見せた惰弱な発言そのままに30打席以上に渡り安打が無く3割すら維持するのが困難な状況の坂倉将吾。

鈴木誠也が好調を維持している状況にあってこれだけの拙攻にチームが陥っている原因はそのすぐ後ろを打つ彼が全く好機で打てないからに他なりませんが…今日はようやく試合が決した3打席目で安打。

現状のチームにおいては彼の代わりが務まる一塁手など存在しませんからそろそろこれでまた調子を上げれば良いのですが…。

もっとも、次の打席であっさり凡退している以上は難しいかとは思います。