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カープと趣味の日記

4/20(土)○「ちょっと記憶にない左腕」(カープ2019)

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広島東洋カープ92横浜DeNAベイスターズ
5
回戦(カープ32)
マツダZoom-Zoomスタジアム広島


勝利投手 床田31
敗戦投手 井納21


本塁打
(C)

(De)筒香5号①筒香6号①



打点

(C)田中③安部①菊池③バティスタ

(De)筒香



投手

(C)床田①-一岡①-菊池保

(De)井納⑦-笠井-平田②-藤岡



先発、床田は序盤のピンチを切り抜けると以降は安定して71失点の好投。

打線は3回に田中の犠飛で先制し、4回は打者一巡の猛攻で一挙6得点。

序盤に大量リードを奪って試合を有利に進めて今季初の3連勝とカード勝ち越し。

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前回、プロ入り初完投の大活躍を見せてチームの連敗を止めた床田寛樹でしたが、今日は今季チーム初の3連勝とカード勝ち越しをもたらしてくれました。

1回、3回と序盤こそはピンチを招きましたが前回、有効だったフォーシームとスライダーの単純ですが強烈な組み合わせが今日も冴え渡っていたように見えます。

特に圧巻だったのは無死12塁を3者連続三振で抑えた3回。

犠打をミスし続けた末に自滅した桑原将志はともかくネフタリ・ソト、-そして前回から因縁の-筒香嘉智と強打者をねじ伏せる姿は実に素晴らしいものでした。

正直、3連覇を果たしたチームではありますが、ここ数年でこれだけパワフルな左腕はちょっとお目にかかった記憶がありません。

強いて言うなら来日1年目のクリス・ジョンソンぐらいでしょうか?

もっとも、上記のようにフォーシームとスライダーにごく稀にカーブが加わる程度の単純な組み合わせと、年間通して活躍した経験がない故にこの勢いが持続できるかは分かりません。

しかし、そんなもっともらしい事柄を踏まえても久しぶりに見ていて気分が良い投手が現れたとつくづく思えます。



先週、先々週とそんな床田に引っ張られて他の投手が先発する試合に比して得点がやたらと入っている打線ですが、今日は4回に久しぶりに…というか今季初めてビッグイニングを作ることに成功しました。

昨日に続いてスタメン中、打率1割台が2人存在するばかりかその2人が上位打順を担うという異常な状況ではありましたが、その2人…すなわち田中広輔とサビエル・バティスタがようやく適時打の活躍を見せたのが効いたように見えます。

穴でしかなかった場所が埋まった事で菊池涼介鈴木誠也と比較的まともな打率の選手の孤立が防げた形です。

とはいえ、この1試合をもってあれだけ低迷していた打線が一気に活性化するほど甘いものではないでしょう。

やはり同じくこの土曜日に打線が纏まった得点が出来た日曜日の試合は悉く貧打に逆戻りして敗北している訳ですから。

ましてや「王者復活」なんてとてもとても…。

それほどまでにここまでの低迷は根が深いという事です。



ところで勝利の影で8回に頭部死球で負傷退場(頭部打撲と診断で登録抹消)となった松山竜平の状況は心配です。

今週は自身の地元凱旋試合でミスを連発した事を始め好守で精彩を欠いている状況でこのような不幸な事故に遭遇するとはまったくもって悲運としか言いようがありません。

ここ数年を除けば元来は好不調の波が激しく、年間通して活躍する事が難しかった選手。

一応、脳震盪に関する特別措置で5日で復帰は可能ですが、このまま抹消して調整させた方が良いのかもしれません。

あれだけの実績を持つ選手ですから長いシーズンで彼の力が必要となる時期は少なからずやってくる訳なのですから。

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