吹けよ風!打てよアレン!!

カープと趣味の日記

6/20(木)○「『小園効果』と最低の試合」(カープ2019)

広島東洋カープ7×-6千葉ロッテマリーンズ

3回戦(カープ1勝2敗)

MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島

 

勝利投手 フランスア5勝2敗2セーブ

敗戦投手 ブランドン2敗

 

本塁打

(C)會澤8号①西川4号②鈴木18号①

(M)-

 

打点

(C)西川③鈴木②會澤②

(M)岡①荻野②鈴木①清田①藤岡①

 

投手

※数字は失点

(C)床田-一岡③-中村恭①-レグナルト①-フランスア

(M)種市⑤-チェン①-東條-田中-ブランドン①

 

先発床田が6回無失点の好投も、リリーフ陣が崩壊しリードを守れず。

打線は序盤から得点を重ね3回までに5得点も中盤以降は繋がらず。

7回以降から6点差を追いつかれるも9回裏に會澤の適時打でサヨナラ勝ちし連敗を止める。

田中が2015年4月1日以来スタメンを外れ連続フルイニング出場が635試合でストップ。

プロ初スタメンの小園が前田以来29年ぶりに高卒ルーキープロ初打席初安打を記録。

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今季は絶対に揺らぐ事がないと思われた「聖域」ともいえた田中広輔の連続フルイニング出場記録が635でストップし、高卒ルーキーの小園海斗がそのポジションに抜擢された事で試合前からファンの間で衝撃が走ったこの試合。

たかが、平日公式戦の1試合のスタメン発表程度で広島県内の民放放送局ではニュース速報が流れた事でも、その衝撃がどれだけのものかというのが分かるというものです。

しかも、その田中の代役として大抜擢された小園のプロ初打席から初安打という劇的な展開。

それに刺激されてか、これまた3番センターに抜擢された西川龍馬が3打点の活躍を見せると、交流戦に入ってやる気のない打棒に終始していた鈴木誠也ですら本塁打

これで誰もが「小園効果で打線復活だ!」と思った事でしょうが、そうは甘くはありませんでした。

勝ちパターンの投手がことごとく打たれ、7回表から6点差を追いつかれるという最悪の展開。

辛うじて會澤翼の適時打で逆転サヨナラ勝利となりましたが、正直白けた気持ちしかありません。

というより、9回に追いつかれた時点で私などは早々に試合の視聴を取りやめて、マリーンズファンの友人に「3連勝おめでとう」と祝福のメッセージを送ったぐらいですから。

 

こういう散々な結果になってしまった以上は床田寛樹を早々に交代させてリリーフ陣を投入したのは失敗という意見はあるのは仕方のない事です。

とはいえ、これだけ負けがこんでいる状況だと勝利をより確実にするという点では、交流戦通じてほとんど失点しておらず前日に消耗もしていないリリーフ陣を投入するという判断は適切であった事も確かでしょう。

まさか、ベンチもここ2週間以上失点していない投手が6点差での登板にも関わらずいきなり夢遊病患者の如く虚ろな目で出てくるなんて予想出するのは無理というもの

そもそも、前日は先発の大瀬良大地を引っ張り過ぎて失敗した訳ですから尚更です。

強いて言うなら、先発、打線、リリーフと各セクションがそれなり以上の仕事をして勝利というものは得られる訳ですが、その各セクションがあまりに噛み合わないという事こそこのチームの弱さという事なのでしょう。

 

そう考えると、このチームがここから浮上するとは到底私には思えません。

 

最後に連続フルイニング出場が635試合で途絶えた田中広輔

散々、彼をスタメンから外さない事を批判し続けた私からすれば、今日のベンチの判断はあまりに遅すぎたとしか言いようがありません。

これだけ記録に拘ったばかりにチームも広輔本人の状態ももはや取り返しのつかない事態にまで陥ってしまったという非難はどう転んでも避けられないでしょう。

とはいえ田中広輔が635試合の長きに渡ってフルイニング出場している間にチームはリーグ3連覇という偉業を達成したという事実は残りますし彼の功績が色褪せる事はないでしょう。

また、今日の結果で小園が広輔に取って代わるなんて事はまずありえません。

そもそも小園は第1打席以外、結果的には攻守共に見るべきものがなかった訳ですから。

今日のスタメン剥奪は歓迎すべき事ではありますが、一方で是非とも無意味なプレッシャーから解放された田中広輔には、ここから復調してまた635試合以上のフルイニング出場を目指して欲しいと心から願ってもいます。