6回戦(カープ3勝3敗)
勝利投手 ターリー1勝1セーブ
敗戦投手 石山2勝1敗
セーブ投手 栗林1敗5セーブ
(C)田中2号④坂倉2号①
(S)-
打点
(C)マクブルーム②田中④坂倉①
(S)サンタナ①青木①三ツ俣①長岡②
投手
※数字は自責点
(C)玉村⑤-アドゥワ-ケムナ-ターリー-松本-栗林
(S)吉村④-星①-石山①-小澤①
先発、玉村は初回に連打を浴びて5失点を喫して3回で降板。
打線は再三の好機を活かせない展開も6回裏に田中の満塁弾で同点に追いつく。
リリーフ陣が無失点で抑え、終盤にマクブルームの犠飛で5点差を逆転してカード3連勝。
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昨日は劇的な形での逆転サヨナラ勝利を収めてカード勝ち越しを決めたカープ。
のみならず、開幕戦で3タテを喫した相手に1勝2敗が御の字と思えた中でのカード勝ち越しも決まって今日はいささか気軽な気持ちで見れる試合ではありました。
しかし、先発を務めた玉村昇悟が非常に悪い投球を見せて開始15分で試合をぶち壊す形になりました。
たしか、先週の試合では「来週は自分の誕生日なので宜しく」のような事を言っていましたが…自らそれもぶち壊してしまいました。
私も何度か経験がありますが、まさに観客が来たことを開始早々に後悔してしまうよう展開です。
次回以降の登板ではこのような事を繰り返さない事を祈りたいものです。
…で、このまま試合がつつがなく終了してしまえば以降の展開はどうあれ上記の記述だけで済みましたし、開始15分で視聴を取りやめてフテ寝した私がそれを後悔する事もありませんでした。
これまでのカープの戦いぶりとスワローズの投手陣の盤石ぶりを考えれば5失点を取り戻すのは不可能に思われましたが、田中広輔の満塁ホームランで追いつくという昨日以上にあまりに劇的な展開。
田中広輔は先日2シーズンぶりの本塁打を放ったものの総合的に見れば3連覇時にチームを引っ張った時期以来の復活とは程遠いものでした。
というより近年の低迷から考えると今の彼に試合を決める決定的な活躍が出来るとは到底思えませんでした。
現に今日もこの打席までに併殺打含む凡退で代打を出すべきと考えたファンも少なくはなかったでしょう。
そんな中でこの大仕事と大きな感動。
かつての主力選手を安易に「終わった選手」とみなす事の愚かさと浅はかさを改めて思い知らされた気分です。
また、この試合のような初回から大量ビハンドという展開で一縷の望みを繋ぐ為にはミドルリリーフを務める投手の活躍は欠かせませんが、そういう点では2イニング無失点で任務を完遂した2番手のアドゥワ誠の活躍を始めとしたリリーフ陣の奮闘ぶりも忘れられません。
その他、菊池涼介の好守や田中に触発されたかのようにライアン・マクブルームの勝ち越し犠飛を呼び込んだ小園海斗など、たった15分で終わったと思われ雨天での中断もあった散々な内容と結果になる筈だった試合を一気に歓喜に変えた要素はあまりに多すぎて語り尽くせませんが…とにかくこの3試合で雨の中応援を続けたファンにとって良い試合になったのは何よりです。