吹けよ風!打てよアレン!!

カープと趣味の日記

6/28(金) ●「簡単に入れ替わるというものでは…。」(カープ2019)

横浜DeNAベイスターズ13-3広島東洋カープ

10回戦(カープ6勝4敗)

横浜スタジアム

 

勝利投手 今永8勝3敗

敗戦投手 大瀬良6勝5敗

 

本塁打

(C)高橋大1号①メヒア1号①

(De)ロペス14号①筒香15号②ソト23号③ロペス15号②筒香16号①

 

打点

(C)田中広①高橋大①メヒア①

(De)ロペス④筒香③ソト③宮崎①大和②

 

投手

※数字は失点

(C)大瀬良⑦-島内-遠藤-中村裕

(De)今永③-三嶋-エスコバー-パットン-武藤

 

先発大瀬良は4回2/3 7失点のノックアウトで、中村裕太は2イニング6失点。

打線は、高橋大樹とメヒアの本塁打で一時逆転も中盤以降は奮わず。

投手陣が崩壊し、今季ワースト17被安打13失点で交流戦明け初戦を大敗。

元ドラフト1位入団の高橋大樹が7年目でプロ入り初本塁打

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交流戦通じて低迷を極めた打線。

対戦相手は今季リーグ最高峰とも呼べるベイスターズが誇る大エース、今永昇太とあって今日は先に3得点された時点で敗北は確定と予想していましたが…。

よもやの展開が続いて色んな意味で予想を外れた試合となりました。

ただし、結果以外で。

 

先発の大瀬良大地は前回のマリーンズ戦に続いて一発攻勢に沈み試合を作ることすらままならず降板。

序盤こそは菊池涼介の驚異的な好守などもあって何とか凌いでいましたが、やはり中盤で力尽きてしまいました。

開幕以来安定感を見せ続けてチームを支えてくれていた投手ですが、残念ながら調子が明らかに落ちているように見えます。

しかしながら、そんな彼を「情けない」「エースの投球ではない」と非難するのも少々的はずれな意見でしょう。

ここまで好投しても投手の栄養源たる勝ち星がつかない試合が少なくなかった以上、好調を維持するのは至難の業というもの。

結局のところ、かつてこのチームに君臨した前田健太のように好投を何回潰されても年間通して一定以上のレベルを維持出来る投手というのは稀なのです。

まあ、変にプレッシャーをかけずにのんびり復調するのを待つしかないでしょう。

復調しないかもしれませんが…。

 

試合前はどう考えても得点を取るのが至難と思えた「1割打線」は以外にも序盤に3得点と意外な展開。

その意外な得点をもたらしたのがいずれも今季初本塁打のアレハンドロ・メヒアと、高橋大樹のもまた意外です。

特に高橋大樹は、入団以来7年間まったくの鳴かず飛ばず鈴木誠也より上位指名のドラフト1位入団であった事実を覚えている人自体が少数と思えるぐらいの悲惨な選手でしたが、先週にプロ初打点を挙げると今日は誠也に遅れる事5年で待望の初本塁打

しかし、所詮は貧打のチームの悲しさ。

これらの「意外性の詰め合わせ」を受け取っても主軸が打たなければ何の意味もありません。

悲惨極まりない惨めな交流戦の中で「パ・リーグには弱いカープ」というキーワードが何度も出てきましたが、実際はそうではなくどことやっても勝てそうにないくらいにチーム力が落ちていただけという事です。

そうである以上は、今日の試合は、いつもどおりのセ・リーグ相手の試合に戻っても急にチームが入れ替わったように好調を取り戻せる訳ではないと改めて思い知らされたと言えるでしょう。