オープン戦(カープ5勝4敗)
福岡PayPayドーム(福岡ドーム)
勝利投手 川原1勝
敗戦投手 岡田1敗1セーブ
(C)-
(H)-
打点
(C)松山②ピレラ②鈴木①
(H)中村晃①明石①牧原④リチャード②佐藤①
投手
※数字は自責点
(C)大瀬良④-岡田④-塹江①-菊池①
(H)東浜⑤-古谷-川原-嘉弥真-津森
打線は松山、ピレラの適時打で初回に4点先制も以降は適時打なく計5得点。
先発、大瀬良が5回4失点を喫すると以降はリリーフ陣が打ち込まれ逆転を許す。
守備のミスも要所で飛び出し5点差をひっくり返される惨敗。
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新型コロナウイルス蔓延の影響で開幕戦が4月10日以降の延期が決定したプロ野球。
シーズンの開催可否についてはまだまだ予断は許さない厳しい状況ですが、プレシーズンに関してはひとまず仕切り直しとなった形です。
東西に分かれてのオープン戦の事実上の「延長」も取り沙汰されてはいますが、いつ決まるか分からない開幕戦に向けては好調なセクションの維持と共に延びた開幕までの猶予を使ってのウィークポイントの修正が各チーム課題となるのは言うまでもありません。
カープにとって、前者にあたるのは打線であり後者にあたるのが投手陣とりわけ昨シーズンから継続しているブルペンの惨状である事に異論はないかと思えます。
岡田明丈のリリーフ起用はそのブルペン立て直しの目玉の一つであった筈ですが…もはやこの試みは完全な失敗に終わったと断言して良いでしょう。
6回から登板して最初のイニングは何とか無失点に抑えたものの内容はボロボロで案の定次の7回には持ち前の集中力の無さを発揮して火だるまになってしまう醜態は目を覆うばかりです。
ここまで何の驚きも発見もないままダラダラとオープン戦で登板してきましたが、早々に二軍でやり直しさせるのが妥当なのは言うまでもありません。
ついでに周囲のあまりの悲惨から相対的に過度な期待を受けてしまっている状況の塹江敦哉も案の定、馬脚を現したうえに菊池保則も一向に状態が上がらない苦しい状態に変化がありません。
正直、ここまでブルペン総崩れとなると例え開幕までの準備期間が延びたとしても好転するとは到底思えない酷さです。
開幕が1ヶ月以上延びて事実上のプレシーズンのやり直しが決まった状態であるからこそ、投手陣…特にブルペンに関しては一から作り直すぐらいのドラスティックな取り組みが必要かと思われます。
一方で打線は故障で出遅れた松山竜平が調子を取り戻し、何故かここに来て当たりが出始めたホセ・ピレラと共に好材料を提供してくれました。
こちらはブルペンとは逆に来週が開幕でないのが返す返す悔やまれます。
何とか調子を維持できる集中力と努力を持続してほしいものです。
もっとも、本職である筈の外野ですら守れないピレラの守備の酷さには愕然としましたが…。