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カープと趣味の日記

11/11(水)●「長い夜の始まり」(カープ2020)

広島東洋カープ2-3中日ドラゴンズ

24回戦(カープ13勝10敗1分)

MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島

 

勝利投手 柳6勝7敗

敗戦投手 九里8勝6敗

セーブ投手 藤嶋1勝1セーブ

 

本塁打

(C)-

(D)-

 

打点

(C)堂林②

(D)京田①桂②

 

投手

※数字は自責点

(C)九里③

(D)柳②-藤嶋

 

先発、九里は8安打を浴びながらも凌ぐ好投も9イニング目に崩れ3失点。

打線は8回まで散発3安打で3塁すら踏めない拙攻。

最終回に堂林が適時打も及ばず今季最終戦で惨敗し8年ぶりの5位が確定。

菊池涼介二塁手としてシーズン守備率10割のプロ野球記録を達成。

鈴木誠也は球団史上初の年間打率3割が確定。

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12球団で最後まで順位が確定していなかったカープでしたが、この最終戦で惨敗を喫した事により8年前で別れを告げた筈の「定位置」…即ち5位に戻る事となり2013年に初のプレーオフ出場を果たして以降、25年ぶりの優勝に球団史上初の3連覇と続いてきて栄光は幕を閉じ、私達のチームは再び長い夜を迎える事となりました。

 

球団史上初の5シーズン連続3割がかかった鈴木誠也と、二塁手として前人未到の守備率10割がかかった菊池涼介が揃って欠場と、ただでさえ弱いチームが格上相手に「手抜き」を演じた以上、敗北は明らかではありましたが…。

それでも、追いつかない程度の反撃しか出来ない打線に投手の代え時が無茶苦茶なベンチと今季のチームのダメさ加減を煮しめたようなクソッタレな試合になったのは何とも象徴的です。

先発の九里亜蓮は再三に渡ってピンチを招きながらも8回まで1失点に抑えてシーズン最後まで好調を維持し続けたのは本当に立派でしたし感動すらしました。

それだけにそんな彼を無意味に引っ張って試合を台無しにして僅かながらも残っていた4位の可能性を消した佐々岡真司監督以下のベンチの愚行は許しがたいものがあります。

私は佐々岡真司の監督就任直後からその指導者としての資質に疑問を呈し続けて来ましたが…それがこういう形で的中してしまったのは本当に残念です。

また、試合終了後のセレモニーで自身の挨拶もそこそこに今季限りで退団が決まっている小窪哲也を盾にして逃げるような無責任な姿は試合での無様な采配ぶり以上に人間的に許せません。

このようなシーズンの終わり方を見る限りだと、ただでさえコロナウイルス蔓延の影響で球団の経営が大きく揺らぐ事態になっていて満足な補強が困難となる事が予想される来季以降も、彼のような指導者の資質が感じられない人物がチームを率いるとなると低迷を止める事は不可能なように思えます。

そうである以上、この5位という成績を「長い夜の始まり」と見なすのは決して大げさな見方などではないでしょう。

上記の鈴木誠也や、菊池涼介の記録達成は素晴らしいものですが、それ以上にまったく未来への希望の感じられない結末になった以上、今夜ばかりは失望しかありません。