10回戦(9勝1敗)
勝利投手 大瀬良6勝4敗
敗戦投手 今永3勝2敗
(C)菊池涼3号②中村健2号①坂倉6号①
(De)-
打点
(C)坂倉③菊池涼②中村健①堂林①
(De)
投手
※数字は自責点
(C)大瀬良
(De)今永⑤-入江①-三上①
先発、大瀬良は6安打を浴びるも安定した投球で9回8奪三振無失点で投げ抜く。
打線は初回に坂倉の適時打で先制するとその後も菊池涼介の本塁打などで加点。
打線が序盤から得点を重ねて先発も好投する投打噛み合う展開で3連勝。
------------------------------------------------
2試合連続で先発投手が試合を作れなかったうえで延長を戦ったうえに昨日に至っては5時間近い長い試合を引き分けたうえで横浜にやって来たカープ。
栗林良吏がプロ入り初の3試合連続登板となったのを始めブルペンの消耗は特に凄まじく出来るだけ今日はリリーフの投入を避けたい状況ではありました。
しかし、今日の先発は一度の登板回避を挟んで4試合連続でQSがなく3連敗中の大瀬良大地。
はっきり言って、QSはおろか6回までマウンドにいられるかすら怪しいものでした。
しかし、終わってみれば被安打6を浴びながら3塁すら踏ませない安定感抜群の投球で自身今季2度目の完封勝利。
しかも、球数は9回入っても100球に及ばないというのも素晴らしい。
大瀬良が過去には最優秀防御率と最多勝二冠に輝いた実力者であるのは言うまでもありませんが…どうやら私はその実力者の底力を過小評価しすぎていたようです。
今週は勝利に貢献し続けているはいえ疲弊する機会が多かったブルペンにとっては今日の大瀬良はまさに「オアシスの大樹」のようなものだったかと思えます。
一方、連日延長戦を戦ったうえで移動日なしで試合に望んだ打線も当然疲れは溜まっていたのでしょうが…。
攻略以前に安打1本放つのすら困難と思われた好投手の今永昇太相手に初回から坂倉将吾の適時打で先制するとその後は菊池涼介、中村健人、坂倉の一発攻勢もあり先制、中押しダメ押しと久方ぶりに理想的な攻撃を行い、大瀬良を上手く援護できました。
菊池涼介、ライアン・マクブルーム、坂倉の中軸が複数安打以上と固め打ちしたのがこの結果の一番の要因でしょうが、更に言えば野間峻祥が一昨日の死球による影響でスタメンから外れている段階で1番に座った上本崇司が全試合に続いて上手くフィットしてくれたのが大きかったように思えます。
見事にプロ入り2本目の本塁打を放ち、昨日に続いて活躍はかけ声だけでない事を見せた中村健人ともども、厳しい状況の打線を盛り上げてくれれば良いのですが…。