8回戦(カープ4勝3敗1分)
バンテリンドーム名古屋
勝利投手 柳3勝1敗
敗戦投手 玉村2敗
セーブ投手 R・マルティネス1敗5セーブ
(C)-
(D)ビシエド5号②
打点
(C)-
(D)ビシエド②
投手
※数字は自責点
(C)玉村②-コルニエル-森浦-菊池保
(D)柳-R・マルティネス
先発、玉村は4回裏に先制弾を許すも5回2失点でまとめる投球。
打線は、柳の前に2安打11奪三振で8回無失点と完全に押さえ込まれる。
リリーフ陣が無失点で最終回に好機を迎えるも逸して惨敗。
玉村がプロ入り初安打を記録。
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アンパイアのピンク色のマスク姿や鈴木誠也が無暗に振り回すポッキーのイチゴ味みたいな色のバットが眩しい母の日の試合。
高卒2年目ながら先発投手不足から今季2度目の先発を果たした「学徒兵」こと玉村昇悟は制球に苦しむ場面も多々あり、前回登板に続いて外国人選手から一発を浴びるなどありましたが5回2失点は上々の結果と言ってよいかと思います。
むしろ、プロ初勝利を飾る権利は十分にあったのですが…。
残念ながらこのチームの打線は「試合を作った」程度では勝利を与えてはくれません。
貧打と拙攻をファンに見せつける為に試合に出ている打線は、13試合ぶりに鈴木誠也を4番に戻しましたが、3番には中軸を務めた経験がほとんどないうえにお世辞にも好調とは言えない安部友裕を据えるという随分と大胆な打順の組み換えをしましたが…。
案の定、そんな小手先では何も解決しないばかりか、今日はいつもより一段と酷い出来でした。
柳裕也相手に8回まで無失点のみならず11もの三振を奪われたばかりか唯一の好機を作った3回表以外は走者すら出せないという貧打。
そもそも、まともな安打を放ったのが投手でプロ入り初安打ともなった玉村昇悟だけなのですから全くの論外です。
今季の柳は素晴らしい内容と結果を残している投手ですが、ここまで酷いと「相手投手が良かっただけ」では済まされるものではないでしょう。
最終回こそコントロールに苦しむライデル・マルティネスから1死1塁2塁の好機を作れましたが、4番5番が無様な打席を見せて試合を終わらせたのは好機に弱く打線の中軸が全く仕事をしない今のカープの象徴を改めて見せつけたと言えそうです。
まあ、ここまで酷いと手の施しようがなく「時が解決する」のを待つしかないのでしょうが…せめて奮闘してくれた学徒にプロ野球選手らしい姿ぐらいは見せて欲しかったです。
こんな選手たちばかりでこんなチームとなった現実を改めて嘆くしかありません。