07/10(日)●「根本的な部分までは…。」(カープ2022)
14回戦(6勝8敗)
勝利投手 柳6勝6敗
敗戦投手 野村1勝1敗
セーブ投手 R・マルティネス2勝1敗18セーブ
(C)-
(D)-
打点
(C)堂林①
(D)阿部①
投手
※数字は自責点
(C)野村①-中崎-ターリー-矢崎
(D)柳①-清水-R・マルティネス
先発、野村祐輔は序盤に2失点を許すも3回以降は安定し6回1失点で試合を作る。
打線は7回まで1安打の貧打で8回無死満塁の好機も堂林の犠飛による1得点に留まる。
最後まで打線が繋がらず接戦を落としてカード負け越し。
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この週末は色んな出来事があったので言及できていませんでしたが…。
このカードが開催されている週末に首位をひた走るスワローズにコロナウイルスのクラスターが発生して阪神との2試合が中止になるという出来事がありました。
クラスター発生といえば昨シーズンのカープに降りかかった不幸を思い出すファンも多かったかと思いますが…今回のスワローズについては1軍では20人以上の陽性が確認され試合に出場できる選手を探す方が難しいという昨年のカープをも凌ぐ極めて深刻な事態との事。
もっとも、仮に国内の感染者が10万人に増えようが1000人以下になろうが対策を施しても運が悪ければ感染してしまうのは仕方のない事ですから誰も責められません。
ただ、昨年のカープの時も言いましたが今回のスワローズの対応で気になるのは自身も陽性となった高津監督本人がその日のうちに謝罪のコメントを出した事。
上記の通り、感染自体は完全に防げるものでもなければ責められるものではないのですから無意味に謝罪をしてしまうのは国内の感染者が増加しつつある現状において世に「感染は不注意が原因で悪い事」という誤ったメッセージとして伝わりかねないのではと危惧しています。
とにかく今は多くのカープファン同様にスワローズの選手・スタッフの早急な復帰を祈りたいと思います。
一方、カープは今日の先発は遠藤淳志がコロナウイルス陽性となってしまった事もあり代わりに先発ローテーション入りとなった野村祐輔でした。
この起用には色々と議論や憶測があるかと思いますが、九里亜蓮に疲れが見えていた状況ですから登板間隔を空けるという点では理に適っているかと思います。
また、今季ほとんど勝てていないバンテリンドームで比較的相性の良い投手と言う事もあったかと思います。
もっとも、相手先発はこれまた今季この球場での対戦では1点も取れていない柳裕也ですから今の野村祐輔の実力から考えれば完全なミスマッチ。
正直、厳しい試合になると予想はされましたが…以外にも野村祐輔が6回まで自責点1と前回登板のライオンズ戦を凌ぐ好投。
どこまで通用するかは分かりませんがとりあえず遠藤が戻ってくるまでのローテーション要因は確保できたのは何よりです。
一方で、打線は相変わらずの酷さで柳相手に全く歯が立ちませんでした。
7回の無死満塁の好機で前回、柳相手に決勝弾を放った堂林翔太が犠飛で1点を返しましたが、以降の好機を逃していつも通りの結果。
秋山翔吾の加入は大きな出来事ですが、結局のところこういう「同じ投手に何度も何度も抑えられる」という根本的な問題は解決するほどではないという事なのでしょう。
その秋山もデビュー戦以降は2試合連続併殺打に無安打と見るべき活躍がありません。
まあ、あまり大きすぎる期待はしない事です。