1回戦(カープ1勝)
勝利投手 森浦1勝1敗
敗戦投手 鈴木1勝3敗
セーブ投手 栗林10セーブ
(C)-
(M)レアード11号②
打点
(C)松山④田中①宇草①
(M)レアード③中村②角中②
投手
※数字は自責点
(C)矢崎⑤-森浦-コルニエル-中崎③-栗林
(M)鈴木③-大嶺②-小野-中村②-横山
先発、矢崎は初回に2失点を喫すると5回に力尽きて4回2/3を5失点で降板。
打線は3回に同点に追いつくと松山の4打点の活躍などで7回まで毎回得点の10得点。
4番手中崎が捉まり終盤に追い上げられるも逃げ切り中断と引き分け挟んで2連勝。
2番手登板の森浦がプロ入り初勝利。宇草とがプロ入り初の猛打賞
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コロナウイルス感染による影響でこちらはレギュラークラスが半分不在な一方で相手チームも控え野手が2人だけという球史に残る異常な試合を引き分けで終えて移動日なしで再び関東へやってきたカープ。
森下暢仁、高橋昴也が濃厚接触者となり離脱した影響で先発に抜擢されたのは矢崎拓也。
どう考えてもただでさえ貧打なのに加えて主軸を悉く欠く打線という事も加味すればセ・リーグ首位チームにあっさり勝ち越したマリーンズ相手には勝敗以前にまともな試合になる事すら疑問だった試合でしたが…。
結果的には試合は勝利に終わったばかりか、打線も主軸離脱前ですら珍しかった二けた得点という驚きの結果。
スタメンの質は明らかに相手チームが上だったとはいえ、公平性がない前回と違って今日ばかりは文句なく感動的な復帰戦になったと言えるでしょう。
しかも、元来の苦手意識もあり正直、1勝も出来ずに終わるとすら思えた交流戦での勝利ですから猶更価値あるものとなりました。
先発が試合を作り切れない展開で勝利の立役者となった打線の中心は4打点の活躍を見せた松山竜平でしたが、それ以上に代役たちのインパクトも大きかったかと思います。
2番に抜擢された宇草孔基がプロ入り初の猛打賞の活躍に、アレハンドロ・メヒアがプロ入り初の4打数4安打の固め打ちで中村奨成も2安打の大活躍。
いずれも長打がなく試合を大きく決定づけるほどのものではありませんでしたが、彼らはいずれもコロナウイルスの影響による主軸の離脱が無ければ本来ならスタメンはおろか一軍に帯同すらなかった筈の選手たち。
こういう状況にあって安易に救世主を求める事は無理な話の筈ですが危機的な状況が変化をもたらしたという事でしょうか?
特にこれまで二軍での活躍に比して一軍ではまったく打てず悉く期待を裏切り続けてきて、最近ではスタメン入りに名前が入る度にSNSで非難しか上がらなくなっていたメヒアに関しては本当に試合に出ているのが本人なのかとすら疑いたくなるようなレベル。
1試合程度の結果で多くを求めるのは勿論、現実的な考えではありませんが「カープの試合が見られる喜び」だけに終わらせない彼らの活躍ぶりには本当に感動させられた次第です。
もっともそんな感動をぶち壊しに仕掛けたベンチについては相変わらずではありました。
先発というよりスターターとしてしか考えられない投手に過ぎない矢崎拓也を4失点喫しても引っ張り続けたり、8回5点差とほとんど勝利が望めないチーム状況にあって中崎翔太をマウンドに上げて1死も取れず2失点を喫しても交代させないばかりか、守備に難がある松山を1塁に、肩に難がある宇草を右翼に置き続けるなどの無神経さは現在の状況に陥る以前のままなのは大変残念です。
結局、選手が大きく入れ替わっても最終的な低迷の原因は同じという事に落ち着くのかもしれません。