1回戦(カープ1分)
(C)-
(L)若林2号①
打点
(C)坂倉②安部①
(L)山川②若林①
投手
※数字は自責点
(C)床田④-菊池-高橋樹-大道-塹江-栗林
(L)ダーモディ①-十亀-武隈-宮川-森脇①-平良-ギャレット
先発床田は初回に3失点するなど序盤に失点を重ねて4回4失点で降板。
打線は序盤から拙攻が続くも試合中盤に安部の適時打や坂倉の犠飛で追いつく。
リリーフ陣は再三のピンチを抑えて無失点も逆転できず8日ぶりの試合は引き分け。
------------------------------------------------
球団内でコロナウイルスのクラスター発生という未曽有に事態に直面し、一時的なチーム活動が停止と5試合もの試合中止を経て2年ぶりの交流戦の開幕を迎えたカープ。
実にスタメンの半分とローテーション投手の半分が消えた苦しい状況ではありますが、とにかく試合が出来る状況になった事に喜び安堵したファンは多かったかと思います。
その試合自体も格上チーム相手に序盤で一時4点差をつけられたビハンドを終盤に追いつく展開で引き分けに持ち込む展開だったのですが…今日に関してはその結果や内容について考える気が起こりません。
残念な事ですが今日に関して試合は開催されるべきではなかったからです。
試合当日の朝に発熱の症状を訴えた源田壮亮がPCR検査の結果、コロナウイルスへの陽性が確認されたうえに、予告先発が発表されていたザック・ニール含む多数の選手が濃厚接触者の疑いもあった事から待機を余儀なくされました。
これによりライオンズは控え野手が僅か2人となり事実上、代走も守備固めも出せない状況での試合を余儀なくされるという高校野球の地方大会の初戦でしか見られないような異常な事態。
これだけ競技の公平性が著しく損なわれた状況での試合開催は両チームのファンにとって後味が悪いだけでなく後のリーグ戦日程にも禍根を残す事になりかねません。
交流戦の順位確定や、検査結果が出たのが試合直前だった事などやむを得ない理由は色々とあるでしょうが、試合の開催可否を決定するNPBは今回の事態を重く受け止め、今日のように当日に発熱等の症状を訴えた選手が出た際の対応を改めて検討し直すべきでしょう。
せっかくの久しぶりの試合を終えた後も試合以外の事ばかりが記憶に残ってしまう状況は本当に残念ですが…。
一方でこれだけ異常な事態の中で何とか試合を成立させたカープとライオンズ両チームの選手やスタッフには改めて敬意を表せずにはいられません。
また、源田を始め今日の試合にベンチ入りできなかったライオンズの選手たちの無事と早期の復帰を心から祈りたいと思います。