2回戦(カープ1勝1敗)
勝利投手 美馬3勝2敗
敗戦投手 玉村3敗
(C)林1号①松山1号①
(M)荻野4号①エチェバリア1号③
打点
(C)林①松山①田中①
(M)レアード①エチェバリア⑤荻野①
投手
※数字は自責点
(C)玉村③-菊池保①-中田-コルニエル③-高橋樹
(M)美馬②-ハーマン①-唐川-佐々木
先発玉村は初回以外は走者を背負う投球で5回に逆転を許す。
打線は林の本塁打で先制も以降は繋がりに欠けて3得点に留まる。
終盤まで接戦もリリーフ陣が打ち込まれて連勝を2で止める。
林がプロ入り初本塁打を記録。
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昨日先発して試合を作れずあっさり二軍落ちとなった矢崎拓也と入れ替わりで一軍昇格となった玉村昇悟が先発を務めたこの試合。
相手先発は実績十分の美馬学で、昨日ほどの打線の援護が期待出来ない中で玉村は非常に苦しい投球ではありました。
結果的には5回3失点で逆転をゆるした降板とはなりましたが、くたびれた中堅に過ぎない矢崎に比べれば断然良い投球だったかと思います。
むしろ、その3失点についても5回裏に突然ルールを忘れてしまったのか、もしくは何らかの疾病で視野狭窄に陥ったかはわかりませんがアンパイアが明らかなストライクをボールと判定するというハプニング-としか思えない-が無ければ1失点で凌げた可能性は高かった事が残念。
恐らく離脱した3投手の復帰は当分はないと思われますので来週もう1回来るであろう登板機会にプロ初勝利を目指して欲しいと思います。
昨日、「本来ベンチにいなかった筈の代役たち」の活躍が目立った打線は今日も8番サードでスタメンに入った林晃太が先制点となるプロ初本塁打を含む2安打の活躍でファンを楽しませてくれました。
林と言えば、その背番号と体格と打撃スタイルなどからかつて自身と同じ背番号を付けていた松山竜平と比較される部分がありますが…そのプロ初本塁打も10年前のこの時期に松山が西武ドームで放ったプロ初本塁打を彷彿させるもの。
私も10年前のあの日チームの10連敗を止める事となった松山の当たりを西武ドームのライトスタンドで観戦していたので何となく懐かしい思いがしました。
それにしても、昨日同様に打撃と俊足で得点に絡む活躍を見せてくれた中村奨成などと合わせて主軸が離脱して以降の試合でのこういう代役たちの活躍が好守で目立ちます。
元来、実力的には単純に試合をこなすために昇格させただけの選手にしか思っていなかった選手が、漫然と試合に出るだけではなく試合の注目点になっているのは本当に素晴らしい事と改めて思います。
しかし、それだけにその若手の活躍で何とか接戦で終盤まで持ち込んだ試合をぶち壊しにしたのが今回のコロナウイルスの影響で離脱が少なかったリリーフ陣であるのは本当に残念です。
特に、昨日素晴らしい投球を見せたかと思えば今日はまともにストライク入らず打率1割台に低迷するアデイニー・エチェバリアに試合を決める3ランを浴びたロベルト・コルニエルの不安定さは目を覆うばかりです。
正直、これだけ勝手気ままな投球が続くようだとヘロニモ・フランスアのような大車輪の活躍を見せる事は恐らくはないでしょう。
確かに球団記録となる161㎞は凄いのですが、少なくとも球速があるだけでかつてのフランスアに多くのファンが感じたような高揚感がこの投手にはまったく感じません。