11回戦(カープ5勝4敗2分)
(C)-
(D)-
打点
(C)林①
(D)高橋①
投手
※数字は自責点
(C)森下①-栗林
(D)勝野①-福-谷元-又吉
先発森下は初回に先制点を許すも以降は調子を上げて8回1失点の好投。
打線は11安打を放ちながら6回裏に林の適時打による1得点の拙攻。
9回裏一打サヨナラの場面も活かせず引き分けに終わる
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素直に言わせて貰えれば「負けに等しい引き分け」と言って良いでしょう。
昨日二桁得点と暴れまわった打線ですが、今日は元の拙攻に逆戻りしてしまいました。
サヨナラの走者が幸運な形で野間峻祥の稚拙極まりない犠打の失敗に外野フライ一本で試合に勝てる状況での小園海斗と坂倉将吾によるポップフライの連発で終わった9回裏の攻撃などその象徴のようなものでしょう。
まさに10年ほど前のカープファンのように「熱しにくく冷めやすい」状況。
こういう風に好調を維持出来ず、先発が十二分に有利な展開であったにも関わらず接戦で決定打が出ないあたり、やはりここ50年で最弱と呼べるほどのチームの低迷を改めて感じずにはいられません。
新型コロナウイルスワクチン接種の際の副反応により一時チームから離脱していた先発の森下暢仁は前回ほどではないにしてもやはり不安定な立ち上がり。
最初の3イニングで5安打1失点といつ崩れてもおかしくない状況でしたが、それでも中盤以降はしっかり試合を作ったのは見事なものです。
それだけに彼に8イニング目も続投させたベンチの指示は明らかに余計としか言いようがありません。
上記の通りコロナウイルス濃厚接触者での離脱に続いて、ワクチンの副反応という度重なる不運で登板回避の可能性すらあった投手に116球も投げさせるのはまともな考えとは思えません。
昨日連投になったロベルトコルニエルが投入しにくい状況はあったでしょうが…それなら何の為にヘロニモ・フランスアを1軍昇格させたのか分からないです。
結局、昨日大勝に終わった翌日に試合を作るという状況で勝ちきれなかったという徒労だけが森下には残りました。
二年目のジンクス以前にコロナウイルスに翻弄される不運の中で投げ続けるうえにあの忌々しい東京オリンピックまで待ち構えている彼が無事にシーズン終了を迎えられるのかますます心配です。