16回戦(6勝9敗1分)
勝利投手 ターリー7勝1敗
敗戦投手 馬場2勝1敗
セーブ投手 矢崎4勝1敗22セーブ
(C)小園4号②デビットソン12号①
(T)森下5号①
打点
(C)小園③西川②曾澤①デビットソン①
(T)森下④佐藤輝①中野①
投手
※数字は自責点
(C)大瀬良⑤-大道-ターリー-栗林-島内-矢崎①
(T)西純④-馬場③-島本-岡留-ブルワーズ
先発大瀬良は初回に被弾すると以降も安定せず4回5失点で降板。
打線は5回6回に打線が繋がり小園の適時打で一時3点差をひっくり返す。
終盤に反撃に遭うもリリーフ陣がリードを守り抜いて連敗を6で止める。
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一応は、相手チームの優勝マジック点灯がかかった首位と2位のチーム同士の対戦ではあるのですが、カープは先々週から続く引き分け挟んで6連敗中。
おまけに試合の内容もいずれも好守ともに奮わないもので、未だに2位にいるのが不思議なほどです。
一方、相手の阪神は長期ロード中にも関わらず10連勝で攻守ともに充実している状況です。
首位と2位の対戦であるにも関わらず、誰がどう考えても「天王山」のような緊迫感は薄く一方的な展開になる事は容易に想像出来ました。
一応、そういう事態を避けるべく前回登板で「ピースナイター」をぶち壊した大瀬良大地をスライドさせてカード初戦にぶつけましたが…結果的にこれは明らかな失敗でした。
初回にいきなり森下翔太に2ランを浴びると以降も安定せず3回表にも集中打で失点をしていきなり試合をぶち壊しただけ。
前回登板もそうなのですが、今の大瀬良にはこういう注目が集まるような試合を任せるほどの能力も胆力も望めないのは明らかと改めて思わざるを得ません。
そもそも、ここ3シーズンの彼の成績を見ればエースでも何でもない5人~6人いる先発ローテーション投手の一人にすぎないのですから。
こうして大瀬良が試合をぶち壊したうえに上本崇司が死球で負傷退場と冴えない状況の連続だったのですが、打線がにわかに繋がります。
5回裏に西川龍馬と代打の会澤翼の適時打で1点差に迫ると、6回裏にもマット・デビットソンの本塁打で追いつくと、小園海斗と西川の連続適時打での見事に逆転に成功
同点直後に相手投手がいきなり四球連発で降板したうえにイニング途中での雨天中断という幸運が結果的に上手く働いた形です。
まあ、この1週間あれだけ打てなかったのですからたまに打つのは当たり前にすら思えますが…。
一方で、終盤に島内颯太郎と矢崎拓也がピンチを招きますが何とか1失点で薄氷の勝利となりました。
まあ、この二人に関しては緊迫した状況での登板が続いている訳ですからもはや内容云々を言うのは無粋というものでしょうが、僅差のリードでの終盤に見ていて重苦しい展開になるのは当分は続きそうです。
何とか連敗を止める事となりましたが、純粋なチーム力ではやはり攻守ともに両チームの間には大きな開きがあるのは明白な状況。
阪神の優勝マジック点灯も時間の問題でしょう。