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カープと趣味の日記

07/31(日)●「我々こそ最下位に相応しいという事」(カープ2022)

広島東洋カープ5-6中日ドラゴンズ

17回戦(6勝11敗)

MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島

 

勝利投手 福2勝2敗

敗戦投手 森浦1勝2敗

セーブ投手 R・マルティネス2勝1敗23セーブ

 

本塁打

(C)菊池涼4号①

(D)-

 

打点

(C)秋山③菊池涼②

(D)岡林①ビシエド③土田①木下①

 

投手

※数字は自責点

(C)野村②-松本-一岡-矢崎-森浦③-中崎

(D)松葉①-藤嶋①-清水②-福-ロドリゲス-R・マルティネス

 

先発野村祐輔は序盤から走者を背負う投球で2失点目を喫した4回1/3で降板。

打線は秋山の犠飛で初回先制し2度のビハンドを追いつき一時逆転も突き放せず。

逆転直後の8回表に森浦が打ち込まれて再逆転を許してカード3タテを喫する。

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後半戦緒戦から連続して完封負けを喫するという低調な試合を見せつけて大きな落胆をファンに与え続けているカープ

今日の試合に至っては先発ローテーション中でもっとも望みが薄い野村祐輔が先発という事もあって惨敗は必至だったかのように思えました。

その野村祐輔は地元・広陵高校で先輩後輩にあたる白濵裕太と実に10年ぶりに一軍でバッテリーを組むという良く分からない状況にもなりましたが、これが奏功したのか意外にも粘ってくれました。

5回途中で2失点を喫して降板とはなりましたがその失点も相手チームの盗塁時の小園海斗の落球や坂倉将吾のエラーがなければ5イニング目も全うできたかもしれません。

しかし、もはや6イニング投げる事すら怪しいスタミナを見ると改めてこの投手の現代の適正はミドルリリーフだと改めて思えます。

更に言えばデビュー以来先発以外で登板のない日本記録を更新中らしいですが、そんなしょうもない記録などさっさと見切りをつけてチームに貢献する道を選んでくれればまた彼の評価も違っていたかと改めて思えてきますが…まあ、今となっては言っても仕方のない事です。

 

一方、2試合連続無得点でこのまま連続無得点のイニング記録の更新でも目指しそうな打線は初回に秋山翔吾犠飛で漸く後半戦最初の1点が入りました。

しかし、相手先発の松葉貴大の前にまともに打線が機能したのはそこまでで以降は全く得点の気配すらせず、6回にあっさり相手ベンチが継投に入ったのが不可解にすら思えました。

以降は結果的にいえば2度のビハンドを追いついた末に逆転に成功しましたのでそれなり以上に粘りはみせられたかと思えます。

4安打を記録した野間峻祥を筆頭に1番から3番が機能していたのが大きかったのでしょう。

しかし、それ以外の打順は全く繋がらずむしろ、セーフティスクイズを敢行して勝ち越し点を挙げるなど相手チームの方が打線全体で1点に賭ける執念が遥かにこちらより上回っている事を見せつけられただけでした。

また、8回表に逆転を許した場面では勿論、あの場面で送れる最高の投手である森浦大輔が打たれた以上は仕方ないと割り切るべきではありますが…それでもこのカードで絶好調で得点圏では誰が何を投げても打たれるも同然だったダヤン・ビシエドに1塁が空いているにも関わらず考えなしに勝負を選んで打たれた事には恨みもあります。

結局、1点を取るにしても守るにしてもギリギリのところでの執念や工夫が相手チームに比べてベンチも選手も全てにおいて劣っていたという事です。

4時間と言う長い試合で一時逆転をして最終回も1点を返すなど最後まで粘りを見せたものの結果としてはマツダスタジアムでドラゴンズ相手に10年ぶりの3タテを喫するという屈辱的な結果に終わった以上は全て徒労に終わったと言えます。

更にいえば相手チームは大野雄大や柳裕也などの主戦投手を一切投入していないという事実…。

現在の順位ではドラゴンズは最下位に低迷していますが、これらの事実を突きつけられた以上は残念ながら我々こそ最下位に相応しいチームであるという事を認めざるを得ません。

それぐらいこの敗戦のダメージは計り知れないのです。