吹けよ風!打てよアレン!!

カープと趣味の日記

06/29(木)○「老練なる木鶏」(カープ2023)

広島東洋カープ5-3横浜DeNAベイスターズ

12回戦(6勝6敗)

MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島

 

勝利投手 ターリー4勝1セーブ

敗戦投手 エスコバー1敗

セーブ投手 矢崎4勝13セーブ

 

本塁打

(C)-

(De)牧

 

打点

(C)西川②坂倉①田中①野間①

(De)宮崎①大和①

 

投手

※数字は自責点

(C)野村-ターリー②-島内-矢崎

(De)ガゼルマン②-入江-エスコバー②-森浦-三嶋①

 

先発野村は終始安定した投球で6回を被安打3の無失点の好投。

打線は3回裏に西川の適時打で先制し終盤に坂倉の適時打などで5得点。

2番手ターリーが打ち込まれて同点に追いつかれるも直後に勝ち越しカード3連勝。

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「はて?今日は一体何失点を喫するのであろうか?」

昨日、野村祐輔本人やそのファンの皆さんには大変申し訳ないですが、昨日予告先発の名前を聞いた時点で思い浮かんだのがそんな言葉でした。

しかし、その野村祐輔はそんなファン失格がほざいた戯言などものにしない素晴らしい投球。

リーグ屈指の強烈さを誇りながらカード2連敗で打ち気に逸るベイスターズ打線相手に凡打の山を築いて終わってみれば6回無失点で最高の形で「定時退社」に成功という形になりました。

力強さこそはないものの変化球の出し入れが冴えわたる老獪かつ泰然自若とした投球はまるで先日逝去した北別府学氏の現役晩年の投球を見るかのよう。

かつては主戦投手としてチームのリーグ優勝に貢献しながら二桁勝利はおろか規定投球回数からも遠ざかって久しい投手ではありますが、まだまだこんな投球を魅せる力が残っていたのかと驚くと共に自身の不明を思い知らされるばかりでした。

 

しかし、そんな野村祐輔に今季初の勝ち星を与えられなかったのは救援に失敗したニック・ターリー…以前に6回までわずか2得点しか挙げられなかった打線にあるのは明らかです。

直後に何とか勝ち越し点と追加点を挙げる事は出来ましたが先発野手全員安打で5得点はいくら何でも拙攻が過ぎるかと思えます。

特に3回裏に西川龍馬の適時打で2点を先制しなおも無死2塁3塁という好機で無得点に終わったように点はそれなりにとっても一気に畳みかける事が出来ないのは大きな問題でしょう。

九里亜蓮の先発した試合をいきなり落とすという最悪のスタートを切りながら聶チーム相手に5連勝を飾り首位とのゲーム差も3ゲーム差となっている状況ですが…この辺りが改善されないと息切れする事は明らかでしょう。