吹けよ風!打てよアレン!!

カープと趣味の日記

08/25(木)○「意外な結末、意外な快適さ」(カープ2022+カープ観戦記)

東京ヤクルトスワローズ2-3広島東洋カープ

21回戦(7勝13敗1分)

明治神宮野球場

 

勝利投手 松本2勝2敗

敗戦投手 梅野3勝3敗

セーブ投手 栗林1敗24セーブ

 

本塁打

(C)-

(S)-

 

打点

(C)西川①曾澤①松山①

(S)高橋①青木①

 

投手

※数字は自責点

(C)野村①-コルニエル①-ターリー-松本-栗林

(S)高橋②-大西-清水-マクガフ-梅野①

 

先発、野村は要所を抑えて6回1失点で試合を作る。

打線は初回に先制も以降は繋がりに欠け9回まで2得点。

コルニエルが打たれ追いつかれるも延長10回に松山の適時打で勝ち越し連敗を6で止める。

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PCR検査は陽性ではあったものの体調不良で寝込んでしまい予定していた先週のマツダスタジアムでの観戦と火曜日の神宮球場での観戦をパスしてしまったのですが、体調もすっかり良くなったので、今日は仕事は定時で切り上げて神宮球場に行くことにしました。

チームは森下暢仁と九里亜蓮とまともな先発投手が総崩れで6連敗を喫した絶望的な状況、それに加えて今日の先発はどう考えても5回持ちそうにない「お爺ちゃん」こと野村祐輔と苦労して見に行く価値が薄い試合ではありますが…まあ、そんな事を考えていると弱小チームのファンなど務まりません。

ちなみに仕事帰りに球場に行くと言っても、私は在宅勤務をしていますので「自宅から定時ダッシュを行う」というよく分からない行為をする必要があります。

4月に東京ドームに行った時も思ったのですが、何とも奇妙な感覚になってしまいますね。

到着してすぐに入場したいのでチケットはスマホからスワローズチケットで直接QRチケットを購入。

半券が残らないという点では少々味気ないですが、座席の位置まで指定できるのでこういう時は大変便利です。

 

JRと地下鉄を乗り継いで到着した神宮球場は3回裏が終わった状況で1-0。

はっきり言って球場に到着するまでこちらの先発投手が持たないだろうと予想していただけにこれは意外でした。

意外といえば、今季初めて座ったビジター応援席B。

2019年まではカープの強さもあって即日sold outと最も入手が困難かつ押し合いへしあい観戦する状態が恒常的だった席種だったのですが、声出し応援が出来なくなったコロナ禍以降は他の球場同様に不人気席に成り下がっていました。

しかし、返ってこの座席に空席が目立つ状況は15年ほど前に上京してから初めてこの球場に来た時を思い出すようでかえって快適に感じます。

元々、この球場の外野席は広さに余裕があるうえに、おりしも涼しい夜風も通り抜けてやや風通しが悪い内野席に比べても素晴らしいロケーションに感じるのは意外な発見ではありました。

まあ、空席が目立つと言っても興行として成り立つのかどうかすら怪しかった末期の旧広島市民球場よりはしっかり埋まってはいるのですけれども…。

 

ロケーションは最高ですが、試合の方は非常に苦しい展開。

先発の野村祐輔は6回1失点と意外にも試合を作ったうえで今季初の「定時退社」に成功したまでは良かったのですが…打線は5回以降は全く得点の9回まで一人も走者を出せない状況。

おまけに2番手ロベルト・コルニエルもあっさり同点打を許してしまい後は逆転負けを待つだけとしか思えませんでした。

更にいえば8回裏にニック・ターリーが1死1塁2塁のピンチを招いて降板した後を受け好救援を見せた松本竜也を次の9回裏も続投させたり、10回表に犠打が下手くそな会澤翼にそのまま犠打を試みさせて併殺打とベンチのとんでもない采配ミスが頻発。

しかし、結果的には松山竜平の起死回生の長打で勝ち越したうえに勝利は全くの予想外かつ奇跡的な結末でした。

 

先発した野村祐輔や決勝点を放った松山竜平は勿論ですが、特にこの試合の白眉だったのは8回裏得点圏に走者がいる場面から強烈極まりないスワローズ打線相手に1回 2/3無失点で抑えて見せた松本竜也でしょう。

上記でも言った通りあれだけ苦しい場面を投げ抜いた投手を9回裏も続投させるなど代理監督とはいえあり得ないベンチの酷い采配ミスですが、それを見事にカバーして見せたと言えるでしょう。

年間で何試合か球場に足を運ぶとこういう試合もあるのだなと改めて感じます。