3回戦(カープ1勝2敗)
勝利投手 伊勢1勝
敗戦投手 栗林3敗7セーブ
セーブ投手 山崎1敗6セーブ
(C)菊池1号①マクブルーム1号①
(De)佐野2号①
打点
(C)菊池①マクブルーム①松山①
(De)京田②佐野①楠本①
投手
※数字は自責点
(C)玉村②-ケムナ-戸根-ターリー①-栗林①
(De)東①-エスコバー②-入江-伊勢-山崎
先発、玉村は序盤に失点を喫するも以降は要所を抑えて5回2失点で降板。
打線は菊池とマクブルームの本塁打で追いつき7回裏に逆転も3得点に留まる。
ターリーと栗林が立て続けに失点し終盤での逆転負けでカード負け越し。
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広島駅近くで車から降りてメインゲート辺りまで進むと、そこは一面新監督の顔が並ぶという異様な光景。
更にいえば場内のグッズショップ内にはまるで隣の半島や中央アジアの専制国家の
「監督が選手より目立つようなチームは勝てない」とは昔からよく聞く事ではありますが…このチームはどうでしょうかね。
今季初めてのマツダスタジアムでの観戦となった試合は相手のリリーフ陣を打ち崩して逆転したと思いきやこちらの勝ちパターンがことごとく打ち崩されて敗れるという大変残念な結果となりました。
もっとも、このカード初戦と第2戦通じて入った得点がたったの3得点と全く破壊力の無さが目立つ打線の方が私には問題に見えます。
また、僅差であるにも関わらず試合中盤になっても強攻策を取った一方で終盤は坂倉将吾に犠打を試みさせたり、同じく終盤勝ち越しの好機でお世辞にも期待できる打者でとは言えない矢野雅哉に代打を出さなかったりと疑問が残るベンチワークも気になりました。
とはいえ、やはり大きな議論となっているのは開幕1ヶ月経たず自己ワーストの3敗目を喫したばかりでなく今週だけで4失点で2度の救援失敗となった栗林良吏。
彼に限らずWBCに選出されたリリーフ投手の不振が目立っている今季。
栗山英樹代表監督の好判断により一足早く帰還出来たにも関わらず栗林もその例に漏れず明らかに疲れ切った投球が目立つようになっています。
この為、配置転換や二軍での調整をという一部のファンから声が上がっているようですがこれだけ悪ければ分からなくはありません。
とはいえ配置転換は全くの無意味ですし、ニック・ターリーのような不安定な投手が中心となっている程度のリリーフ陣で代わりを務まる人材などそもそもいません。
二軍での休養というのはそれに比べれば悪くない提案ですが…この考えにしてもまだその決断を下すのは早計に思えます。
少なくともゴールデンウイーク辺りまでは様子を見るしかないでしょう。
森下暢仁の故障に加えてこの栗林の不振と、思いも寄らない健闘を見せているこのチームにあって佐々岡前監督の残した「負の遺産」が再び牙を剥いているような状況には暗い気持ちにはなりますが、今はやはり栗林の立ち直りを信じるしかないでしょう。
そもそも彼がいなければこのチームは今頃2年連続ぶっちぎりで最下位だったのですから…。
前日に応援しに行ったサンフレッチェ広島の試合に続いて敗れる形で私の帰郷の旅は終わりました。
元々、週末限りの強行軍での旅にあって大変な徒労感ではありますが…帰りの新幹線で思い出すのは4年ぶりの本拠地での声出し応援が出来た喜び。
やはり、この「自分が応援しているチームの本拠地球場」と言う非日常空間で味わえる楽しさは何事にも代えがたいものです。