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カープと趣味の日記

06/28(水)○「打者としての森下」(カープ2023)

広島東洋カープ6-2横浜DeNaベイスターズ

11回戦(カープ5勝6敗)

MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島

 

勝利投手 森下4勝1敗

敗戦投手 石田2勝4敗

 

本塁打

(C)デビットソン8号①森下1号③

(De)牧12号①

 

打点

(C)デビットソン②森下③秋山①

(De)大和①牧①

 

投手

※数字は自責点

(C)森下②-島内-栗林

(De)石田⑤-入江-中川①-三嶋

 

先発森下は5回まで毎回安打を浴びる苦しい投球も7回2失点で収める。

打線はデビットソンの先制弾で逆転すると森下の3ランで勝ち越し。

森下の好守に渡る活躍が光り4連勝でカード勝ち越し。

森下がプロ入り初本塁打を記録。

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交流戦から好調を維持して勢いのまま首位を奪取していたベイスターズ相手に床田寛樹の粘りの投球が光ってカード初戦を制したカープの2戦目の先発を務めたのは現在、3連勝中である森下暢仁。

予告先発の名前を見た時点でどう考えても明日の試合は勝ち目がないだけに今日こそはしっかりと援護点を与えたいところでした。

しかし、森下は立ち上がりからピンチを招き2回表にあっさり失点すると4回表にも同点弾を浴びるなど大変苦しい投球。

それでも悪いなりに決定的な失点を許さない粘りは昨日の床田同様に素晴らしいものがありました。

こういう状況だと序盤から援護点で落ち着かせたいものですが、打線は2回裏にマット・大型扇風機・デビットソンが適当に振り回したバットに相手投手の投じたボールが命中するという幸運な形で逆転はしたものの4回裏終わった時点で2安打と言う惨状。

しかし、そんな閉塞感漂う状況を一振りで変えたのが「打者としての森下」でした。

初球を思い切り振りぬいた打球はレフトスタンド上段に突き刺さる3ランホームランで森下にとってはこれがプロ入り初のホームランでもあります。

直前に無死1塁2塁から矢野雅也が犠打を失敗したにも関わらず投手にいきなりフルスイングさせるというのはいくら森下が打撃の得意な投手といえどもはっきり言って正気の沙汰ではなかったのですが…それがこういう結果をもたらしたのですから勝負事とは分からないものです。

今日は5回まで「投手としての森下」は前述の通り微妙極まりないものでしたが5回裏の「打者としての森下」の活躍を境に吹き返してそのまま7回まで投げ抜く事も出来たという事を考えても本当に試合を変える一撃だったと改めて言えるでしょう。

 

ちなみに今日の試合は7回裏と試合終了直後に4年ぶりとなるジェット風船の打ち上げが行われた試合でもありました。

感染対策の観点から口から膨らませる事が出来ず専用のポンプを使用するという方法ではありましたが正直、個人的には感心できませんでしたしジェット風船解禁は時期尚早という点から反対でした。

というのも、この3年間この手の興行におけるパフォーマンスというのはとにかく脊髄反射的に親の仇の如く非難する浅薄な輩がうじゃうじゃと涌いてくるのはもはやお約束とも呼ぶべき事象。

そうである以上はコロナ前から衛生的な部分から賛否が分かれていたジェット風船のような事柄で好んで他球団の人柱になる必要などないと思えるのです。

 

しかし、いざ実際に試合の中継で舞い上がる赤いジェット風船を見ると不思議に目頭が熱くなってしまったのもまた確か。

そういえば今日、活躍した森下以下2019年以降で入団した在籍4年目以下の選手たちも球場でのこの光景を見るのはプロ野球選手になってからは初めての事でした。

まだまだ時間はかかるでしょうが、この光景が当たり前に戻る日を心待ちにしたいと改めて思えます。