20回戦(10勝9敗1分)
勝利投手 森下8勝3敗
敗戦投手 高橋宏5勝9敗
(C)-
(D)細川20号①
打点
(C)末包①松山①デビットソン①
(D)細川①
投手
※数字は自責点
(C)森下①
(D)高橋宏①-上田-清水
先発森下は安定感に欠ける投球も1失点のみで9回まで投げ抜く。
打線は2回裏に末包の適時打で先制するなど3得点も中盤以降は繋がらず。
森下が最少失点で完投勝利を収めて連敗を止める。
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連日真夏日となった8月が終わってもまだまだ暑い日が続くのはここ10年の日本の気候。
にも関わらずにそんな灼熱の状況で紋切り型に9月に入ったからといって屋外球場であるマツダスタジアムでデイゲームを開催しているカープ球団は一体何を考えているのかと毎年疑問を感じています。
そんな危険な暑さで行われる試合は内容もまた大変苦しいものになりました。
まあ、ここ最近の試合はカードを勝ち越しているとはいえ勝敗に関わらず苦しい試合ばかりなのですが…。
先発の森下暢仁は与四球こそ2であるものの立ち上がりから全体的に制球に苦しむ場面が目立ちました。
特に何とか失点を防いだ7回表以降についてはどう考えても降板させるのが妥当であったかと思えましたので、最終回もマウンドに立った姿を見た時は試合の解説を務めた野村謙二郎氏、福留孝介氏同様に私も唖然としてしまいました。
とはいえ、いつ打ち込まれてもおかしくないような悪い内容でも結果的に試合を牛耳れる事が好投手の条件の一つであると考えるなら、決定的な当たりをほとんど許さなかった森下の底力の現れと言えるかもしれません。
一方、打線は今季の対戦成績での防御率が0点台と大変苦手にしている高橋宏斗を前にして2回裏に末包の適時打で先制すると3回裏も松山竜平とマット・デビットソンの適時打で追加点を挙げるなど3得点を挙げる事に成功しましたが後が続きませんでした。
しかも、3回裏には前の打席の影響か西川龍馬が途中交代となるアクシデントも発生という不運な事態もついてきました。
西川といえば1ヶ月近くも欠場を続けていたにも関わらず未だに打率、打点、安打数でチームトップの数字を残している打線の中軸だけに再びの欠場となるダメージは計り知れません。
また、8月は今日も打点を挙げた末包、デビットソンに加えて堂林翔太と右打者の活躍が目立ちましたが、彼らが西川に代わって4番を務められるとも到底思えないでしょう。
というか、今日相手投手に与えた自責点は1点だけですし…。
今日の森下の投球のように内容はともかく最後まで走り抜けられるか最初の正念場が迫ってきているように改めて思えます。