11回戦(カープ4勝7敗)
勝利投手 大竹7勝1敗
敗戦投手 森下4勝2敗
(C)-
(T)島田1号①
打点
(C)-
(T)島田①前川①
投手
※数字は自責点
(C)森下①-中崎-大道-栗林
(T)大竹
先発森下は先頭打者弾を浴びて先制を許すも粘りの投球で6回2失点。
打線は西川が猛打賞も散発5安打の拙攻で無得点。
リリーフ陣は無失点で切り抜けるも最後まで大竹を打てず惨敗。
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プロ野球選手というのは基本的に幼いころからエースもしくは四番を務める天才たちの中でも特に選りすぐりの選手ばかりなのですから、実力はある程度拮抗はしている筈です。
ですから、いくら素晴らしい結果を出しても同じ投手の同じボールはいつまでも通用する訳でもなく、同じ打者が同じ打ち方でいつまでも打ち続けるのも困難になってくるのは当然の事。
そして、その為に試行錯誤を繰り返すというのもまたプロ野球選手というもの…である筈だったのですが、このカープというチームに所属するスタッフや選手(特に野手)達の考えはどうも私とは違っていたようです。
相手先発の大竹耕太郎はここまで3試合対戦して得た得点は僅かに1という大変苦手とする投手。
まあ、他のセ・リーグとの対戦成績はいずれもWHIP 0点台という驚異的な数字を見ると、別に彼に抑えられているのは我々だけではないですが…。
しかし、それを差し引いてもあまりにこのチームの打線は酷すぎました。
何度も何度も同じような簡単にストライクゾーンにボールを投げ込まれるという、まるで今日が初対戦のような全く変わり映えのしない打撃に終始。
一応、西川龍馬が猛打賞と気を吐きましたが結局、最後まで長打は出ないばかりか3塁すら踏むことが出来ませんでした。
上記の通り、いつまでも同じ投手が同じように抑えられる訳ではないのがプロ野球選手というものなら今日のカープの打線にプロ野球選手はついぞ一人もいなかったと言わざるをえないです。
また、この惨状に輪をかけたのがベンチの意味不明な起用法。
先発を務めた森下暢仁との相性でスタメンで曾澤翼を起用した影響で昨日活躍した田中広輔を5番に起用したのはともかく、なけなしの好機でもはや打撃では事実上の戦力外である「たんなる守備固めの選手」に過ぎないマット・デビットソンと、森下が降板してお役御免になった筈の曾澤をそのまま起用したのは理解できませんでした。
これだけ苦手にしている投手相手に坂倉将吾や、松山竜平はおろか右打者である上本崇司すら起用しないのなら何のためにベンチに監督やコーチが座っているか最後まで私には分かりませんでした。
前回、同じ投手との対戦時に8回無失点抑えても勝てなかった森下もこういう1点取られれば負けが確定しているも同然な状況で投げるとなると立ち上がりが悪くなるのは必然と言えたでしょう。
彼とその後続投手はよく投げてくれましたが、それが意味をなさない試合をあと何試合見ないといけないのか…大変暗澹たる思いがします。