14回戦(カープ9勝5敗)
東京ドーム
勝利投手 森下5勝2敗
敗戦投手 グリフィン4勝5敗
(C)小園2号②
(G)-
打点
(C)小園②
(G)-
投手
※数字は自責点
(C)森下
(G)グリフィン②-ビーディ-高梨-田中千-菊地
先発森下は序盤からピンチを招くも4併殺打と要所で耐えて9回を投げ抜く。
打線は5回表に小園の2ランで先制するも散発4安打の拙攻。
森下が2点差を守って最後まで投げ抜いて今季初の完封勝利。
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昨日の試合で西川龍馬が右わき腹の肉離れで登録抹消となりました。
ここまで全ての部門でチームトップの成績を残した打線の柱を務めただけでなく、プロ入り初のオールスター戦への出場も決まっていただけに大変無念です。
また、同じく昨日死球で途中交代した菊池涼介も欠場し、曾澤翼をスタメン起用する関係で坂倉将吾もスタメンを外れた打線は四番にマット・デビットソンを据えるなど先発投手の森下暢仁が一番まともな打者に見えてくるぐらい程度の悲惨極まりないラインナップ。
有望な新人も頼れる助っ人外国人も皆無で球団のチーム編成が失敗した現実といえばそれまででしょうが…せめてこれだけ緊急事態にあって未だに坂倉を野手で起用しないという新井監督の考えは理解に苦しむものです。
彼は優しい好人物なので坂倉に捕手を任せた以上は、それを覆す事が出来ないでしょうが、頑固と頑迷は違います。
他チームに比べて遥かに劣る野手のラインナップで奮闘している事は素晴らしい事ですが、惜しいかな、その事が理解できなければ惨めで悲惨極まりなかった球団史上最低の監督だった前任者と同じ道を歩む事になるのではと危惧します。
今日に関しては小園海斗のまぐれ当たり弾で何とか先制は出来たものの、以降は予想通り得点の予感が全くしない攻撃に終始した事からデビットソンのような日本の野球を理解出来なければする気もない選手を起用し続けたところで仕方がないと誰でも分かると思えるのですが…。
一方で、先発した森下は全く打線の援護が得られそうになく前回同様に「1点取られたら自動的に負け」という理不尽なプレッシャーの中にあっての投球。
初回からピンチを招き被安打8を喫した事からも分かる通り、決して絶好調と言う訳ではありませんでしたが、走者が溜まっても慌てず4併殺打に打ち取るなど素晴らしい粘りを発揮してくれました。
結果的に9回を109球無失点で抑えて今季初の完封勝利で故障での出遅れを完全に取り戻した形です。
もっとも、この森下にもたらされた勝利にしても相変わらず復調の兆しすらない打線の悲惨さを見ると好転するきっかけには見えません。
そもそも長打力が圧倒的に不足しており打線の繋がりだけが全ての打線にあってこの3試合で適時打が0という結果はあまりに大きいので…。