吹けよ風!打てよアレン!!

カープと趣味の日記

07/15(土)○「アイドルと花火と大逆転」(カープ2023)

横浜DeMAベイスターズ1-2広島東洋カープ

13回戦(7勝6敗)

横浜スタジアム

 

勝利投手 栗林2勝6敗7セーブ

敗戦投手 山崎6敗20セーブ

セーブ投手 矢崎4勝15セーブ

 

本塁打

(C)坂倉8号①

(De)-

 

打点

(C)坂倉①曾澤①

(De)今永①

 

投手

※数字は自責点

(C)大瀬良①-栗林-矢崎

(De)今永-山崎②-エスコバー

 

先発、大瀬良は5回までパーフェクト投球を見せ7回1失点の好投。

打線は5回2死まで走者を出せない拙攻で終盤も好機を活かせず8回まで無得点。

1点差の9回表に坂倉の本塁打と、曾澤の犠飛により土壇場で逆転して3連勝。

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友人との約束の時間より早めに関内駅に到着してしまったので、何となく横浜港の大桟橋まで歩きました。

コロナ禍だったここ3年ほどは球場以外の場所は極力寄らないようにしていたので、ここに来るのは久方ぶりの事です。

海風に吹かれながら桟橋から氷川丸山下公園や、赤レンガ倉庫から眺めるのは気分が良いもの。

なかでも停泊していた世界最大級の巡視艇「あきつしま」の威容は他ではあまり見られないので得した気分にもなります。

まあ、そんな事をしているうちに約束の時間に遅れてしまったのですが…。

友人たちと球場に入ると早速、ハマスタグルメを満喫します。

いつもはチーズ味ばかりを注文していた「ベイカラ」でしたが、今日は梅しそ味を注文。

すっきりした感じで夏場に楽しむには良い味です。

また、夏のハマスタといえば名物「みかん氷」。

氷に缶詰のみかんをかけただけという単純極まりないメニューですが根強い人気は代わりありません。

今日はアルコール入りの「大人のみかん氷」も注文したのですが、この時期の「みかん氷」の売店はどこも大混雑で30分近く待たされてのには少々閉口しました。

まあ、満員の球場で名物を買いに行くというのはそんなものなのですが…。

3連休初日の試合という事もあり、いつもより早めの17時に試合開始となったこの試合。

一応、前節カード勝ち越しを飾り、連勝はしているもののここ6試合で9イニング以内に奪った得点は僅か6得点と信じがたい貧打に喘ぐ打線の今日の対戦相手は今永昇太。

前回登板でも戸郷翔征との投げ合いを制するなど現在、絶好調の左腕で、ただでさえまともな右打者が皆無のカープにとっては考え得る限り最悪の相手だと言えます。

そして、そんな好投手に対してカープが取った秘策とは…。

なんと菊池涼介の四番起用…。

確かにまともな右打者も四番が務まりそうな選手がいない中で比較的得点圏での活躍が期待できそうという観点では分からなくもないですが、菊池はプロ入りで初の四番起用かつ死球から3試合ぶりのスタメン復帰ですからどう考えても珍妙なアイデアにしか思えません。

案の定、この打順は全く機能せず5回2死まで1人も走者を出せない展開。

しかし、一方的になりそうだった展開の試合においてそうはさせなかったのがここ2シーズンはベイスターズ相手に負けていない先発の大瀬良大地でした。

今季は微妙な投球が続いて既に8敗と激しいリーグ最多敗争いを繰り広げる羽目となっている大瀬良ですが、今日は今永を上回る6回無死まで走者を一人も出さないと言う驚異的な投球。

4奪三振ながら与四球は0ととにかくマウンドで終始落ちついた投球を見せてはくれましたが、やはりスタミナ的に問題があるのか6回に初安打を許すと今永のスクイズであっさり失点を喫したのは残念。

もっとも、好投手と投げ合い最後まで決定的な当たりは許さず7回1失点という結果は攻撃面が絶望的過ぎるチームにあって高く賞賛されるべきでしょう。

 

一方、その大瀬良を全く援護できなかった打線は、今永の後を受けて9回表にド派手な演出で山崎康晃が登場するという、どう考えても敗色濃厚な状況で奇跡を起こします。

1死走者なしから坂倉将吾が本塁打と、前回の読売戦に続いて試合を一変させる活躍を見せると、マット・デビットソンの意外過ぎる2塁打をきっかけに掴んだ1死満塁の好機で代打の曾澤翼が犠飛を放って土壇場での大逆転劇。

特に曾澤はその名前がコールされた瞬間、3塁側及びレフトスタンドのカープファンから微妙な反応ではあったのですが…何とか最低限の仕事は果たしてくれた形です。

偶然にも試合終了直後に横浜港方面から上がる花火を背景に久しぶりのヒーローインタビューを曾澤が受けた後に、始まったのは、知らないアイドルグループのライブでした…。

試合に勝利した後はカープファンで集まって応援歌を歌うといういわゆる「二次会」というのがあるのですが、残念ながらこのイベントの為に今日はなしに…。

配られたサイリューム型のペンライト片手にアイドルたち(「≠ME」というグループだそうです)と恐らく熱心にペンライトを振り回すファンと思われる前列の男女を眺めながら「プロ野球の試合の後に我々は一体何を見せられているのか?」とも最初は思えました。

そもそも私、この手の流行り廃りに疎く、アイドルのライブとか全く行ったことないので…。

とはいえ、パフォーマンスを披露する女の子たちやそれを応援しているファンの熱量を感じられて何となく新鮮な気持ちになったのも確かです。

まあ、なんか歌っている歌の半分ぐらいが電波ソングみたいな歌詞でしたけど…。

 

みかん氷、大逆転劇、花火、アイドル…。

まあ、1つの試合で色々とあった試合でしたが…それらを一つ一つ電車の中でハイボール片手に思い出しながら帰路に着くのもなかなかのものです。