15回戦(10勝5敗)
勝利投手 床田9勝2敗
敗戦投手 石山3勝5敗
セーブ投手 栗林2勝6敗9セーブ
(C)-
(S)-
打点
(C)曾澤②堂林②
(S)塩見
投手
※数字は自責点
(C)床田①-ターリー-栗林
(S)石川①-山本-石山①-丸山翔②-大西
先発床田は8回途中に負傷降板も7回1/3を1失点の好投。
打線は4回まで無失点の拙攻も曾澤の2打点の活躍で勝ち越しに成功。
緊急登板のターリーが凌いだ直後の8回裏に堂林の適時打で突き放し10連勝を飾る。
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私も観戦に行いった7月11日の東京ドームでの試合。
惨敗したばかりか4番を務めていて西川龍馬も負傷するという最悪の敗戦であったのですが…そこからオールスター戦を挟んで全ての試合に勝ち続けた結果、なんと9連勝。
更に今日の先発は前半戦最後の登板となった前回登板時はサイヤング賞右腕のトレバー・バウアーに投げ勝つという最高の結果を納めた勝ち頭・床田寛樹でしたが…さすがに今日は坂倉将吾ではなく会澤翼がスタメンマスクを務め、昨日負傷交代したマット・デビットソンが抜けていよいよ得点が期待しにくいスカッドとなった打線を見ると「いくら何でも10連勝は…」という気持ちが勝ってきます。
実際、打線は大ベテラン石川雅規の前に3回途中まで無安打という予想通りの展開でした。
しかし、意外にもその曾澤が得点圏でことごとく活躍を見せるという展開で先制と勝ち越しに成功する形になりました。
特に7回裏での1死3塁の場面は多少のリスクは覚悟で坂倉将吾を起用するべきと思えましたので、ちょこんとバットに当てた当たりと大盛穂の好走塁が勝ち越し打を呼び込んだ場面に至ってはもはやオカルトとしか思えないレベルにすら思えます。
一方、オカルトでも何でもなくこれまで通りに安定した投球を披露してくれた床田寛樹ですが8回途中に指が痙攣して降板。
その後のヒーローインタビューでは平然としていましたが、チームが勝利した事からキャリアハイとなるシーズン9勝目を挙げて悲願の二桁勝利にあと1勝と迫っているだけに大変心配にはなります。
また、直前の7回裏に上記の曾澤に代打を出さなかった事と床田をそのまま打席に立たせて結果的には追加点の好機を逃した判断は、ここまでリリーフ陣がフル回転だった状況は木曜日の試合という事を考えると異論はあるでしょうが、やむを得ない判断でした。
それだけにこの判断が不幸にも裏目になった形でここから一気に試合を持っていかれても何ら不思議ではありませんでした。
しかし、ここで緊急登板の形となったニック・ターリーが何とか抑えた後の最終回で矢崎拓也の3連投を避ける為に栗林良吏を投入したのは驚きの起用だったかと思います。
なにしろ、栗林は前日に危険球退場というショッキングな事故を起こした翌日だっただけに「今日は投げさせにくい」という意見を持ったのは私だけではない筈。
正直、やむなく矢崎を投入して明日の試合は栗林と島内颯太郎のやりくりでどうにかするしかないと思えたのですが、新井監督はそうは思わなかったようです。
プロ野球選手のタフさを見くびるものではないですね…。
そういえば、この試合で10連勝を飾っただけでなく阪神が敗れた為、何と単独首位に浮上でもあります。
もっとも、私のような「わきまえているファン」からすれば首位が負けるよりも4位のチームが負ける方が安心はするのですが…さてどうでしょうか?