17回戦(10勝7敗)
勝利投手 森4勝1敗
敗戦投手 濱口5敗
セーブ投手 矢崎4勝21セーブ
(C)-
(De)-
打点
(C)上本①森①松山①小園①
(De)大田①梶原①
投手
※数字は自責点
(C)森①-ターリー-島内-矢崎①
(De)濱口②-エスコバー-入江②
先発森は8安打を浴びながら6回を1失点で抑える好投。
打線は上本の適時打などで2回までに2得点も以降は7回まで無安打の拙攻
8回裏に集中打で追加点を挙げて継投の末に逃げ切り連敗を3で止める。
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10連勝から一転して開幕4連敗以来の4試合勝利なしという苦境に陥ったカープは、今日も予想通りに苦しい試合に終始しました。
貧打が続く打線は初回に無死1塁2塁の好機を作りながら、秋山翔吾や坂倉将吾がことごとく凡退した事もあって「不動の四番」こと上本崇司の適時打で先制しながらも1点止まり。
とにかく長打が出ないばかりか最近の試合では打線が繋がらず複数得点すら難しい打線の低調さをかえって見せつける事となっただけでした。
のみならず、今日の先発は先発ローテーション投手の中でもっとも質の低い投手である森翔平とあってこれだけのリードでは逆転されるのは時間の問題に思えました。
案の定、森は4回表に4者連続安打を浴びるなどボコボコに打たれながらギリギリで耐えるイニングの繰り返し。
結果的には与四球が無い事からも分かる通りたいしたことがない球威の割にとにかく積極的にストライクゾーンで勝負し続けた事が功を奏した形ですが、あの投球内容で最少失点でプロ入り最長の6イニングを投げ抜けたのは信じがたい事です。
また、2回までの2得点を取った打線も3回以降は本領を発揮した濱口遥大の前に完全に歯が立たなくなり以降は7回まで無安打という貧打。
なかでも秋山と坂倉が初回以降も決定的な活躍が出来ないばかりか完全に打線のブレーキ役になっていた姿は歯がゆいもので、リードしているにも関わらず相手チームが有利にしか見えない戦況を際立たせるだけでした。
また、リリーフ陣も3番手の島内颯太郎以外は走者を背負う明らかにここ最近の疲労の色がうかがえる不安定な投球で合計で浴びた安打数はこちらを遥かに上回る11。
ここまで書くとどう考えても勝利した試合の経過の説明に見えないのですが…これで勝利を収めて連敗を何とか止めたのですからこれまた信じがたい事。
特にいよいよ打線の酷さは拍車がかかっているようで、ヒーローインタビューで上本が言った西川龍馬に「早く帰って来て欲しい」というメッセージは笑い話には到底見えません。
むしろこれだけの惨状に関わらず一切の補強をせずに8月を迎えた球団フロントへの皮肉にすら聞こえます。