16回戦(9勝7敗)
勝利投手 山崎2勝6敗20セーブ
敗戦投手 栗林2勝7敗9セーブ
セーブ投手 森原2勝3セーブ
(C)菊池5号①
(De)-
打点
(C)菊池①堂林①小園①
(De)桑原①楠本①宮崎②牧①
投手
※数字は自責点
(C)九里②-栗林②-戸根-大道①
(De)今永①-石川-山崎①-ウェンデルケン-伊勢①-森原
先発、九里は毎回走者を背負ながら粘り6回1/3で降板。
打線は菊池の先頭打者本塁打で先制も以降は繋がらず3得点。
2番手栗林が打ち込まれて逆転負けを喫して3連敗。
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10連勝で単独首位に立ち意気揚々と挑んだ週末の阪神戦で惨敗の往復ビンタを食らって現実に引き戻されたカープは今日からベイスターズとの3連戦。
前回での横浜スタジアムでの対戦は貧打を重ねながら投手陣の頑張りと幾つかの偶然が重なって3連勝を飾ったカードでしたが、今日はチームの現実を改めて思い知らされる結果となりました。
10連勝を重ねたチームとは真逆に不本意な投球で勝ち星から遠ざかっている先発の九里亜蓮は序盤から走者を背負い続ける不本意な投球。
あの投球内容で何とか6回まで1失点でもったのは奇跡にすら思えましたが、やはり7イニング目は厳しかったようで不運な形とはいえ1死2塁で降板となりました。
その九里の後に相手チームが左打者の楠本泰史を代打で送り出したにも関わらず栗林良吏を投入する事になりましたが、これについてはまともな左投手がいない状況であるだけにまあ、妥当な判断だったと思えます。
ただ、いきなり同点打を浴びたうえにその後もボコボコに打ち込まれて失点を重ねた姿を見ると10連勝に貢献して復調の兆しを見せたものの、やはり今季は栗林のシーズンではないようです。
安定感の無さを再び露呈して既に今季7敗目となり、この状況だと二桁敗戦を喫するのも時間の問題かと思えます。
また、これだけ打ち込まれて明らかに調子が悪い栗林を試合が壊れるまでマウンドに立たせた以上はベンチが代え時を誤ったという非難は避けられないでしょう。
もっとも、これについても先週、僅差の試合でフル回転を重ねてブルペンに疲労が溜まっている状況に加えて火曜日での試合という事もあって次の投手を投入するのに二の足を踏んだ気持ちも分からなくはありません。
そう考えるとたいした活躍も見せなかったくせに、未だに投手陣に引っ張って貰ってまんまと10連勝の栄光にありついた打線が未だに復調の兆しすらないのは困りものです。
あれだけ打てないチームが貯金二桁で何故か優勝争いに加わる形になっていたのは異常なまでの投手陣への負担とその頑張りですが、さすがに先発陣、リリーフ陣ともに疲れが見えてきました。
ましてや、異常な気温上昇が続く中で、9月まで週6連戦以上を戦い続ける過酷な時期。
ここで打線を活性化させる要素がないなら今月は先月と逆に10連敗しても何ら不思議ではないでしょう。
まあ、もう補強もできないのですが…。