23回戦(11勝11敗1分)
勝利投手 勝野5勝2敗
敗戦投手 大道3勝1敗
(C)-
(D)ビシエド6号①
打点
(C)マクブルーム①中村貴①秋山①末包①堂林①
(D)石橋②岡林①カリステ④ビシエド①
投手
※数字は自責点
(C)森③-アンダーソン-中崎③-矢崎-島内-栗林①-大道①
(D)根尾-藤嶋-齋藤-清水-福-フェリス-松山-勝野
先発森は毎回走者を背負い4回3失点で降板し3番手中崎も3失点。
打線は6回まで3安打の貧打も7回以降に相手失策も絡んで6点差を一時逆転
最終回2死から栗林が同点弾を浴び11回裏に大道が崩れて逆転サヨナラ負けに終わる。
------------------------------------------------
今季最後の名古屋での試合はカープファンにとっても、ドラゴンズファンにとっても大変起伏の激しい泥仕合となってしまいましたが、負けた以上は結果的に我々の方がダメージは大きいでしょう。
何しろ終盤に6点差を逆転したにも関わらず土壇場で追いつかれてサヨナラ負けという結末なのですから…
今日の相手先発は昨年野手から投手への異例の転向を果たした根尾昴。
今季この場面でようやく初登板という事からも分かる通り明らかなファンサービスとしか思えない起用でしたが、この根尾の前にカープ打線は全く歯が立たないという惨状。
故障者が相次ぎ、昨日負傷退場した田村俊介も骨折が判明して離脱するなどますます戦力が先細っている打線ですから、もう誰が先発相手でもまともに得点をする事は出来ないという現実が改めて示されただけでした。
それでも7回表にダヤン・ビシエドの考えられないエラーなどに助けられて6点を追いついたばかりか、これまた失策絡みで8回表に堂林翔太の適時打で逆転と見せ場は作りましたが…結果的に見れば相手投手の自責点は0ですから単なる運としか言いようがありません。
一方、昨年もまだ「野手」だった根尾と対戦し投げ負けた森翔平は、今日も根尾に比べて遥かに実力も魅力もない投手である事を思い知らされただけの低調な投球。
のみならず、投手転向後に初の「二刀流」安打も許すという引き立て役に徹した姿はもはや滑稽ですらあります。
また、9回2死でとんでもない棒球を投げて奇跡的な勝ち試合を滅茶苦茶にした栗林良吏を始め、リリーフ陣も綻びを大きく見せつけただけでした。
これだけ終盤に相手に助けられたにも関わらず勝てないという事は、攻守ともにボロボロのこのチームで今季の試合はまともに勝てる試合は、もはやないという事かと思えます。
もっとも、現時点で全敗を喫しても何らおかしくない絶望的な状況だったこの7連戦は結果的3勝4敗と貯金を一つ減らしただけで、更に5年ぶりのシーズン勝ち越しも決めています。
絶望的だったシーズン前の下馬評を考えたら、今季は現時点で既に大成功の部類に入るでしょう。
まだCS進出の可能性はありますが…それについてはあまり拘っても仕方ない事です。
そもそも今日の試合のように土壇場で追いつかれて逆転で追い抜かれて4位でのフィニッシュという可能性の方が遥かに高いのですし、出場したとしても1勝も出来ずに敗退は決まりきった事なのですから。