6回戦(2勝3敗1分)
勝利投手 アドゥワ3勝1敗
敗戦投手 松葉2勝2敗
(C)-
(D)カリステ3号②山本1号①
打点
(C)中村健①矢野①小園②松山①田中①
(D)カリステ②山本①
投手
※数字は自責点
(C)アドゥワ②-矢崎-島内-中崎①
(D)松葉③-勝野①-橋本-土生②-根尾
先発アドゥワは4回表に先制弾を浴びるも6回2失点で試合を作る。
打線は4回裏に中村健人と矢野の適時打で同点にすると5回裏に小園の適時打で逆転。
終盤にも松山の適時打などで追加点を挙げて3連勝。
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苦手な阪神との甲子園での対戦でまさかの2連勝を重ねはしたものの、それをもたらしたのは僅か1失点しかしないという驚異的な奮闘を見せた投手陣でした。
それを考えるとこのチームが勝利にするには先発がとにかく点を取られない事が大前提です。
しかし、今日の先発を務めたアドゥワ誠は4回表にオルランド・カリステに先制2ランを浴びるという展開。
その後のピンチを何とか粘りの投球で凌いで6回2失点の2試合連続でQSとしっかりと試合を作ってはくれましたが、今季の九里亜蓮が未だに今季未勝利である事から分かる通り「試合を作る」程度では先発に勝ち星がもたらされる事は考えにくいチームです。
それだけに今日のように先制された直後に追いついたうえで逆転し、更には終盤には突き放して勝利というのは大変意外な展開でした。
こういう風に先発投手が床田寛樹や森下暢仁のように攻守で驚異的な活躍を見せなずそれなりの内容と結果で勝利出来るというのは大変健全な勝利と思えます。
もっとも、それらの得点の結果をもたらしたのは相手チームの記録に残らない微妙極まりない守備ではありましたが…。
結果的に見れば今日の打線は下位打線の活躍が目立った形です。
前回の甲子園で2年ぶりの本塁打を放ったものの打率自体は1割前半といつ2軍落ちになってもおかしくない中村健人がチーム初打点をもたらすと矢野雅哉は同点適時打を含めて猛打賞の活躍。
更には4月25日に代打で本塁打を放って以降、死球を挟んで打率10割OPS4.00のままでほぼ打席に立つことはおろか試合に出場する事すらなかった石原貴規が第1打席であわや本塁打の2塁打含めて2安打。
全体的に長打を狙える選手が皆無なチームにおいては、とにかく好機を積み重ねるしかない訳ですから打線全体で安打を積み重ねられたのは良い傾向かと思えます。
また、四番に座って2試合以降連続で打点を記録していた小園海斗が今日は勝ち越し適時打を含めて2打点とこれまた意外な活躍。
秋山翔吾が1番に定着以降、猛打賞で3割復帰間近と好調を維持しているだけに末包昇大ともども中軸で打点を挙げられる選手がようやく出て来たのは何よりです。
まあ、それでも長打はやはり期待できないのですが…