2回戦(カープ2勝)
勝利投手 森下4勝2敗
敗戦投手 田嶋2勝2敗
(C)末包4号②
(Ba)-
打点
(C)小園②矢野②末包②秋山②曾澤③森下①大盛①
(Ba)-
投手
※数字は自責点
(C)森下-ハーン-河野
(Ba)田嶋⑥-井口⑤-山田③-才木
先発、森下は3回以降走者を出さず7回無失点の好投。
打線は初回に先制すると3回裏に末包の本塁打などで突き放す。
以降も打線は繋がり今季最多の19安打14得点の猛攻を見せて大勝で5連勝。
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援護のほとんどない中で床田寛樹の奮闘で何とか勝利を掴んだ昨日から一転して記録ずくめの大勝となってしまいました。
苦手極まりない交流戦においてカープの14得点は交流戦初年度の2005年のバファローズ戦以来実に19年ぶりで19安打も2015年のホークス戦以来の9年ぶり。
更にいえば交流戦の開幕2連勝も2017年以来の7年ぶりでもあります。
打者一巡の猛攻で5得点を挙げた6回裏以降は完全に試合が壊れた形となってしまい、さすがに予想外の展開です。
正直、ここまで一方的になるとさすがに相手チームに問題があると思わざるを得なくなりますね。
しかし、これだけ得点が入ったにも関わらず3時間程度で試合が終わっています。
理由はなんといっても大量の援護点を得たにも関わらず一切気を抜かずに7回無失点で投げ抜いた森下暢仁の素晴らしい好投によるもの。
初回にいきなり先頭打者に安打を浴びるなどやや不安定な立ち上がりで2回裏は得点圏に走者を背負いながら凌ぐと、以降は一人も走者を出さない完ぺきな投球で3塁すら踏ませませんでした。
更には打っては見事な流し打ちを見せて2安打1打点で打率も投手としては異例の3割台をキープ。
これだけ大差での投球となると多少は失点しても良いのではと思えるのですが…ヒーローインタビューでやたらとその名を連呼した通り、チームの先輩で同じく「投打で」チームを引っ張っている床田とハイレベルな競い合いを見せている事が奏功しているようです。
いずれも防御率は1点台前半と驚異的な数字で、大瀬良大地も加えると防御率1点台が3人もいるというのはこの貧打のチームがリーグ単独首位にいる原動力である事は言うまでもありません。
一方、昨日と打って変わって記録的な猛攻を見せた打線については活躍した選手が多いのでいちいち列挙は出来ませんが、3回裏に森下の安打で作った好機で適時3塁打を放った矢野雅哉と、直後に2ランを放った末包昇大は特に勝利を決定づける活躍であったかと思います。
特に矢野は1打席目でセーフティバントで先制点の好機を演出したかと思えば残りの2打点はいずれも外野への大きな当たりと高い守備力に加えて打撃でも大きなインパクトを残してくれました。
打線については毎回こういう試合というのはさすがに無理なのですがせめてこの1/3ぐらいは安定して安打と得点を重ねて欲しいものです。
そして、全く打てなかった試合とは逆の意味で普段打てないチームがこれだけ打つと当然ながら次のような不安がよぎりますがどうでしょう?
打ち過ぎたから明日打てる気がしない…と。