3回戦(カープ2勝1敗)
勝利投手 古田島1勝
敗戦投手 矢崎1敗
(C)-
(Ba)-
打点
(C)九里②
(Ba)福田①太田②頓宮③西野①
投手
※数字は自責点
(C)九里-矢崎③-塹江①-黒原-河野-森浦③
(Ba)齋藤①-古田島-本田-阿部-マチャド
先発九里は4回表に無死満塁を切り抜けるなど粘りの投球で6回無失点。
打線は九里が2打点を挙げる以外で繋がらず終盤の好機も活かせず。
2点差の7回裏にリリーフ陣が打ち込まれて試合が暗転し連勝が5で止まる。
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19安打に14打点と貧打であったチームらしからぬ大勝でパリーグ3連覇の遥か格上チーム相手にカード勝ち越しを決めたカープでしたが、恐らくは試合が終わった後に多くのファンが思った事でしょう。
「この得点を明日以降に分配出来ないものか」と。
しかし、前日の得点というのは翌日にポイントとして利用する事など出来ず、カープファンクラブの会員証並に使い道がないのがプロ野球というもの。
案の定、今日は打って変わって貧打に戻った事に加えてここまで驚異的な活躍を見せて僅差の試合を勝利に代えて来たリリーフ陣が崩壊するという最悪の形で連勝は止まり、ついでに言えば11年ぶりの交流戦開幕3連勝も消えました。
もっとも、試合中盤までは休養を経て1軍に戻って来た九里亜蓮が4回表の無死満塁のピンチを切り抜けるなど粘りの投球で試合を十二分に作ってくれたうえに、苦手な筈の打撃でもまさかの2打点と投打で活躍を見せた事もあり優位に試合を進める事が出来ていました。
それだけに九里に2勝目が入らなかったのが大変残念ですが、ここまで貧打のチームをその奮闘でまさかの単独首位まで押し上げてくれていたブルペンの頑張りを考えると責められません。
まあ、あれだけの驚異的な活躍を続けるのはさすがに難しいですから今日のような事態は起こり得た事です。
次戦以降の挽回を期待しましょう。
一方で、昨日は運と図々しさだけで14得点だった打線についてはそうは言えないでしょう。
あんな一晩のまぐれで1週間分の働きをしたつもりだったのか、プロ2年目で未勝利の齋藤響介に試合を作られると以降は沈黙。
これに加えて試合の最初から最後まで薄ぼんやりと3塁上に突っ立っていただけ同然の小園海斗による再三に渡る拙いプレーに代表されるようにミスで投手陣の足を引っ張っただけでした。
結局のところ、安定したパフォーマンスなどこのチームの打者に期待するのは到底無理だという事なのです。
というより昨日で1週間分以上の打点を挙げてしまった以上は当面は打てないかと思えます。