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カープと趣味の日記

07/04(木)○「耐える展開でのミドルリリーフ」(カープ2024)

広島東洋カープ7-5阪神タイガース

13回戦(6勝6敗1分)

MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島

 

勝利投手 島内6勝5敗

敗戦投手 島本2勝1敗

セーブ投手 栗林2敗22セーブ

 

本塁打

(C)-

(T)大山6号①

 

打点

(C)矢野①坂倉①堂林②二俣①

(T)小幡①村上①近本①前川①大山①

 

投手

※数字は自責点

(C)アドゥワ③-矢崎-塹江-森浦-島内-黒原②-栗林

(T)村上②-島本②-石井②-浜地

 

先発アドゥワは2回表に集中打を浴びて4回3失点で降板。

打線は初回に矢野の適時打で先制し、5回裏に坂倉の内野ゴロで追いつく。

8回裏に羽月の三盗から相手のバッテリーミスで逆転に成功し連敗を3で止める。

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梅雨の合間の酷暑に見舞われた広島。

いよいよ本格的に夏が近づきつつある事を実感できますが、それと同時にカープにとって気になるのはチーム防御率が1点台に迫りつつある投手陣の疲れ。

シーズンも半分を消化して来たうえに7月半ばまで屋外球場でのデイゲームを平気で行う球団ですからその消耗ぶりは相当なもの。

ましてや、このチームはどうやってもボールがまともに外野に飛ばない選手だらけの地上最低の打線を擁するおかげで僅差での敗北が続き精神的にも疲弊は避けられません。

今日の試合はその心配が的中したように思えます。

先発のアドゥワ誠は初回から得点圏に走者を背負うと2回表には四球連発でピンチを招いて長短打で一気に3失点を喫すると言う厳しい立ち上がり。

最終的に4回裏に代打を出されて降板して4回3失点という残念な結果。

もっとも、4回表はようやく3者凡退に抑えて立ち直りの兆しも見えていた訳ですから試合展開によってはもう少し粘れたかもしれませんが…。

 

このアドゥワに限らず、今日は全体的に見て投手陣が精彩を欠いていたように思えます。

何とか無失点に抑えたものの塹江敦哉や森浦大輔は不安定な内容でしたし、ようやく久しぶりの無失点を見せた島内颯太郎も微妙極まりない内容。

更には4点差の最終回で登板した黒原拓未が打ち込まれて栗林良吏の温存にも失敗しました。

例外なのは2番手で登板して5回表の3者連続奪三振をはじめ2イニングを四球1のみの無失点と矢崎拓也の好投でしょうか。

早めの代打攻勢も失敗して2点差という敗色濃厚の雰囲気の中で永遠に来ることはなさそうな味方の反撃を待つという難しい役回りをこなしてくれました。

こういう展開でしっかりと複数イニングを消化したうえでビハインドを維持してくれる投手がいるというのはとかく毎試合投手を多く投入せざるを得ない試合が続くチームにとっては大助かりです。

 

今日は、全体的に投手が奮わない中で逆転するというこのチームの打者のレベルの低さを考えれば今季は二度とない内容の試合でしたので、4回から松山竜平を代打で投入したり8回裏に小園海斗に代わり羽月隆太郎を代走に起用したりとベンチの積極策とそれに応えた羽月の相次ぐ好走塁が功を奏した形には見えます。

とはいえ、その逆転までの得点のうち3点は半ば自滅同然の相手チームのバッテリーミス絡みでしたので単に運が良かっただけとも言えます。

そもそもあれだけ酷い打撃を1週間以上に渡って見せ続けて来たならたまには点ぐらい入るのは当たり前でしょう。

一応、彼らはプロ野球選手らしいので。