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カープと趣味の日記

8/18 ●「砂上の楼閣を支えるフランスア」(カープ2018)

横浜DeNAベイスターズ1-4広島東洋カープ

17回戦(カープ9勝6敗1分)

横浜スタジアム

 

勝利投手 大瀬良13勝5敗

セーブ投手 中崎1勝27セーブ

敗戦投手 濱口1勝5敗

 

先発、大瀬良は8回に力尽きるも7イニングを1失点の好投。

打線は中盤に連打で逆転すると終盤にも追加点を挙げ4得点。

8回のピンチをフランスアが凌いで逃げ切り連敗を2で止める。

スワローズが敗れた為、優勝マジック「30」が再点灯

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好投していた大瀬良大地が8回無死から連打を浴びて降板するという連日同じイニングで同じような展開。

昨日の屈辱的な逆転負け及び、昨年の3連敗の悪夢が頭をよぎったファンは私だけではなかったでしょう。

しかし、ヘロニモ・フランスアの奮闘がそれを振り払ってくれました。

ほとんど形を成していないこのチームのブルペンにあって破格の活躍でまさに孤軍奮闘のフランスア

彼の存在はまさにこのチームの投手陣にとって「砂漠の水」のような物です。

同時に、彼を出せなかった昨日の試合と今日の結果を比較して既にブルペンが崩壊しているという事実も改めて明らかになりました。

正直、しばらくの間は彼が3連投以上するような試合の勝利は諦めた方が懸命かとすら思えます。

また、昨日の反省を活かせず、どう考えても完投する能力などない大瀬良大地を100球超えたにも関わらず続投させたベンチの判断にも失望を覚えます。

主戦含めて6回前後がせいぜいの投手揃いのこのチームの先発陣に対しては、よほどの大差でない限りは完投など無理で、そうである以上は100球超えたらすっぱり代えるという割り切りが必要でしょう。

結局、走者を背負った場面を引き継いで力強く投げられる投手はフランスアしか存在しないのですから。

 

また、ここまで不信の田中広輔を月初めの同カード同様に下位に据える荒療治を加えた打線。

前回の同じく下位に下げた菊池涼介が打って見事に状態を戻させましたが、今回は代役の野間峻祥含めて効果はありませんでした。

打順をいじれば大体当たるというこれまでの神通力も通用しなくなりつつあるのかもしれません。

 

一応、スワローズが敗れた為優勝マジックは再点灯しましたが上記のようなチーム状況を考えると所詮は「砂上の楼閣」です。

そして、投手という観点においてそれを支えているのがフランスア一人への過度な依存である以上はすぐに崩れるのは時間の問題かと思います。