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カープと趣味の日記

09/01(火)●「怒りを通り越して憎しみすら感じる」(カープ2020)

中日ドラゴンズ5-0広島東洋カープ

13回戦(カープ6勝6敗1分)

ナゴヤドーム

 

勝利投手 大野雄5勝3敗

敗戦投手 九里2勝4敗

 

本塁打

(C)-

(D)-

 

打点

(C)-

(D)大野雄①ビシエド①高橋①阿部②

 

投手

※数字は自責点

(C)九里⑤-ケムナ

(D)大野雄

 

先発、九里は7回まで2失点の好投も8回に力尽き5失点でKO。

打線は大野雄大の前に2塁すら踏めない拙攻で今季初の無得点。

13連戦初戦で今季初の完封負けを喫して3連敗。

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コロナ禍と、開幕直後の天候不良の影響により13連戦+9連戦で始まり1ヶ月に実に27試合を消化するというかつてない程の超超過密日程の9月。

正直、故障者が続出し助っ人は総崩れというカープの現在の惨状を考えると、これほど無茶苦茶な日程を選手に課すぐらいなら、いっそ主催試合の何試合かは不戦敗扱いで開催放棄した方がはるかに賢明な気がしますが…まあ、仕方のない事です。

その悪夢のような9月の初戦は完封負けというこれまた見事なまでに悲惨な結果に終わりました。

もっとも、結果に関してはさほど関心はありません。

そもそも両チームの先発が今季まともに試合を作れない試合が続く九里亜連と、今季12球団最強の左腕と呼んで差し支えない大野雄大と聞いてよほど熱心はファンでも勝利を確信出来る人など皆無だったでしょうから。

西川龍馬に続いて野間峻祥も登録抹消され先細りが否めない打線は案の定、大野雄大の前にまったく刃が立たず…というよりもはや大人と子供のレベルと呼んでいいぐらいで仮に大野雄大が右腕で投げても得点を奪うことはできなかったとすら思える酷さ。

これだけ酷いと、完全試合やノーノーという屈辱からお目こぼしして貰えただけでも相手投手に感謝するしかありません。

 

この試合開始前から勝敗がすでに決まっていて、開催するのがまったくの無意味に思えるような試合にあって意外にも九里亜蓮が珍しく好投を見せてくれました。

先制を許した4回以降は毎回得点圏に走者を背負いながらも7回まで2失点しか許さないという結果は、ここ2試合はまともに試合を作ることすら能わなかった投手にしては上出来も上出来です。

しかし、そんな九里の僅かながら次回以降の復調に期待を抱かせる投球も116球も投げた後の8回も続投させるというベンチの稚拙かつ愚劣な判断が全て台無しにしてしまいました。

スタミナや集中力を保てるのがせいぜい100球程度のレベルでかつ、ここ2試合で6イニング以上マウンドに立ってない投手をビハインドで無理に続投させた挙げ句滅多打ちに合う憂き目を味わわせて降板させる…。

非常に理解に苦しみますし、この許しがたい失策を犯したベンチには怒りを通り越して憎しみすら感じます。

「13連戦初戦だから投手を温存するため」という意見もあるでしょうが…それなら

ビハンドかつ打線が逆転する可能性が限りなく低いという状況であった以上は矢崎拓也や薮田和樹のような、結果も内容もどうでもいい二線級の投手を適当に投入すればいいだけの話ですし、そもそもただでさえスタミナも集中力も優れているとはいい難いにも関わらず次回も中5日で登板をさせなければならない投手に142球も投げさせる方がよっぽど過密日程を戦ううえでは深刻な影響でしょう

また、試合の結果はどうあれ7回できっちり抑えて降板した事と、滅多打ちにあってイニング途中でマウンドから引きずり降ろされる事では次回の登板時の影響が雲泥の差であるのは言うまでもありません。

単純に試合に負けるという事以上に視野狭窄とも呼べるベンチの愚行で何もかもが台無しになってしまった事に腹立たしさと後味の悪さばかりが目立ちました。

13連戦の初戦は最悪の試合と呼ぶに相応しい代物であった理由は結果以上に上記のような現実にあるのは言うまでもありません。