4回戦(カープ2勝2敗)
勝利投手 西勇2勝1敗
敗戦投手 森下2勝1敗
(C)-
(T)佐藤輝4号②マルテ2号②
打点
(C)-
(T)中野①佐藤輝②マルテ②
投手
※数字は自責点
(C)森下④-ケムナ①-藤井
(T)西勇-小林
先発森下は味方エラーをきっかけに今季初失点すると2本の本塁打を浴び5回5失点で降板。
打線は散発5安打で好機すら作れない拙攻。
2番手ケムナも失点し、攻守ともに奮わず2試合連続の完封負け。
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前回対戦時と先発が同じ組み合わせで場所を代えての対戦となったこの試合。
前回は、内容的には低調だったにも関わらず勝利だけは手にできましたが、今回は紛うことなき大惨敗となりました。
前回勝利の立役者である森下暢仁は昨日の雨天中止に伴うスライド登板による調整に苦しんだようで、初回以外は常に走者を背負う不本意な投球。
2回表に田中広輔の許しがたいエラーをきっかけに今季失点を喫すると、注目の新人である佐藤輝明に本塁打を打たれるとその後も立ち直れずジェフリー・マルテにも一発を浴びて自身ワーストタイの5回5失点と大変残念な結果。
正直、彼がこれほど打ち込まれるのはプロ入り後の公式戦ではあまり経験が無い事ですからショックを受けたファンも少なくないでしょうが、今日のところは上手く攻略した相手打者たちを称えるべきでしょう。
こういう躓きから次回以降どうやって立ち直ってくれるか期待したいと思います。
一方で、日曜日に続いて無得点と無様極まりない醜態を見せてくれた打線。
一応は1位と2位の対決なのですが森下が大車輪の活躍を見せてくれなければ所詮はこの程度という事をただただ示しただけでした。
はっきり言って、攻守走で相手チームと比較してあまりにも覆い隠せない圧倒的な差を感じざるを得ません。
特にそれが顕著なのが下位打線でしょう。
相手チームは佐藤輝明、中野拓夢と気鋭の新人に円熟期を迎えて球界屈指の捕手と言える梅野隆太郎が名を連ねるのに対して、こちらは長野久義、田中広輔の全ての面で衰えが隠せないロートルに加えて、極めつけは打率が消費税以下の悲惨な数値を誇るやる気のない中堅、アレハンドロ・メヒアなのですから。
特に前回の西との対戦で偶然適当に振ったバットにボールが命中したのが今季唯一の安打というアレハンドロ・メヒアを日曜日に続いてスタメン起用したのは何かの悪ふざけか冗談にしか思えません。
また、自身の幼稚なエラーで森下に今季初の失点をプレゼントした田中広輔についても結局のところ、ここ数年の急激な低迷は膝の故障よりも単なる加齢による衰えに過ぎないのではないかと思えてきました。
こういう低レベルで何の期待も楽しみもない選手たちを起用せざるを得ないこちらに比べて協力極まりない助っ人と、若手が素晴らしく融合した相手チームが本当に羨ましい限りです。
ここ数年の間でFAとドラフトの硬軟交えて真摯なチーム作りを続けてきた阪神こそ今となってはまさに「育成のチーム」と呼ぶに相応しいとすら思えてきます。