吹けよ風!打てよアレン!!

カープと趣味の日記

05/03(月) ●「鯉の季節を待たずして…。」(カープ2021)

広島東洋カープ2-3読売ジャイアンツ

7回戦(カープ4勝3敗)

MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島

 

勝利投手 鍵谷1勝

敗戦投手 森下3勝3敗

セーブ投手 高梨1セーブ

 

本塁打

(C)鈴木誠7号②

(G)坂本5号①丸2号①ウィーラー4号①

 

打点

(C)鈴木誠

(G)坂本①丸①ウィーラー①

 

投手

※数字は自責点

(C)森下③-塹江-栗林

(G)畠②-鍵谷-中川-ビエイラ-桜井-高梨

 

先発、森下は5回まで1失点の好投も6回7回に被弾し逆転を許す。

打線は3回裏に鈴木誠也本塁打で一時逆転も以降は繋がらず。

打線が貧打で中5日登板の森下を援護できず逆転負けで5連敗を喫し5連敗。

栗林がプロ初登板から13試合連続無失点の日本タイ記録を達成。

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広島カープという球団を語るうえでよく出てくるキーワードに「鯉の季節」というものがあります。

これはこのチームが春先のこいのぼりの季節…即ち5月辺りまでは好調を維持するも以降は失速してしまうという事を昭和の名曲の題名を使って揶揄しているのですが…。

6月開幕だった昨年は使われる事がなかったこのフレーズはどうやら今年も当てはまらないようです。

何故ならこいのぼりの季節が来る前にこのチームの崩壊してしまったのですから…。

 

打てず守れずで4連敗中だったカープでしたが、この試合で今季最多の5連敗を記録したのみならず負け越し数も4となってしまいました。

この負け越し4という数字は1カードで一気に挽回できるものではない為、チームが上位争いできるか否かの分水嶺と言われますが、そのラインをあっさり踏み越えてしまった以上は、残念ながら今シーズンのカープは失敗作と断言してまず間違いはないかと思えます。

 

ここ1週間自身が先発した試合以外は全て敗れているという状況で中5日の先発となった森下暢仁は3本の本塁打を浴びて逆転を許すという投球。

しかし、それでも全体的には危ない場面は少なく安定していた以上は疲労もあったでしょうが素晴らしい投球だったかと思えます。

とはいえ、同点弾を許し球数も100球を超えていた状況で7イニング目も続投させた事は結果がどうあれ失敗だったかと思えます。

恐らくは本人からの強い希望もあったのでしょうが、それを押しとどめて継投に移行するのが監督の仕事の筈。

昨年の過密日程の中で無理な続投で大瀬良大地が故障した事例もあったのですが、ベンチはそこから何も学んでいなかったという事でしょう。

今日の試合直前に会澤翼がベンチ入りから外れた理由をチームの部外者に過ぎない解説者の金石昭人にメールで聞かれた際に「足の状態が良くない」という旨の返信を気軽にしていた事も含めて改めて佐々岡真司は監督に向いてないと言わざるを得ません。

 

とはいえ敗戦の原因としてはやはり相変わらず好機で1本が出ないばかりか、そもそも長打力が圧倒的に不足して打線でしょう。

今日は前回に続いて珍しく鈴木誠也が得点圏で長打を放ち一時逆転に成功したにも関わらず、以降は例のごとく沈黙。

また、6回裏での西川龍馬による幼稚極まりない走塁ミスなどもはやこのチームの拙攻の象徴的な場面も多々見られました。

イニング途中での起用からイニング跨ぎに最終回の投手の逐次投入と相手チームも決して最良の手を見せた訳ではなかっただけにその稚拙さが際立ちます。

各々で残している数字は決して悪いものではないのですが…正直、シーズンが終わるまでこんな一体感のまったく感じられない状況なのだろうかとすら最近は思えてきてしまいます。