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カープと趣味の日記

05/19(水)○「逆境を超えた感動にありがとう」(カープ2021)

読売ジャイアンツ2-10広島東洋カープ

11回戦(カープ5勝5敗1分)

東京ドーム

 

勝利投手 九里5勝3敗

敗戦投手 高橋5勝1敗

 

本塁打

(C)クロン4号④

(G)岡本和11号①

 

打点

(C)羽月①中村奨②田中広②鈴木誠①クロン④

(G)岡本和①丸①

 

投手

※数字は自責点

(C)九里②

(G)高橋⑤-大江②-田中豊①-井納②-ビエイラ

 

先発、九里は4回裏に先制弾を許すも気迫の投球で9回を2失点で投げ切る。

打線は羽月の5回表に適時打で同点に追いつくと6回表に中村奨の適時打で逆転に成功。

その後もクロンの満塁弾などで打者一巡9得点の猛攻で突き放して勝利。

中村奨はプロ入り初スタメンで初打点を記録。

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昨日、菊池涼介以下3選手のコロナウイルスへの感染とそれに伴う選手の隔離によりスタメンの半分以上が消えたカープ

今日の試合前には新たに坂倉将吾と塹江敦哉が感染者との接触の可能性があった為ベンチ入りから外れる事となりました。

野手のみだった隔離者に投手が含まれる事になったばかりか、各ポジション…特に捕手は開幕1軍選手全員がいなくなった形です。

また、この日の昼に行われた二軍の練習試合では育成で捕手登録の二俣翔一をサードで出場させて野手8人を無理やり維持して試合に望んでおり、一軍二軍ともにチーム編成を維持できるかギリギリの状況ともなりました。

 

この混乱した状況の中で中村奨成をプロ入り初スタメン初マスクで起用した他、長野久義野間峻祥といった中堅ベテラン勢を組み込んだうえで5番に昨日好機をことごとく逸したケビン・クロンを据えるという明らかに無理があるとしか思えない起用。

更に相手先発は5勝無敗と今季絶好調の高橋優貴でしたので、はっきり言って勝敗以前の問題で初めて中村奨成と一軍でバッテリー九里亜蓮の投球次第では大敗となる可能性が高かったように思えます。

しかし、終わってみれば久方ぶりの二けた得点に九里が今季初の完投勝利と、この混乱の前ですら成しえなかった大勝。

不振の打線は中盤になって繋がり6回表には中村奨成の逆転となる適時打を皮切りにここまで絶不調だった田中広輔鈴木誠也にも適時打が生まれたばかりでなく、ケビン・クロンが満塁弾を放ち1イニングでは今季最多の9得点の大爆発を見せてくれました。

特にクロンの外野手が一歩も動けない強烈な放物線はこの逆境の中で「闇を切って飛ぶ白い鳥」とも呼べる素晴らしいもの。

勿論、打点を挙げた選手だけでなくこのイニングは長野久義野間峻祥もいつもの淡白な打撃を見せず粘って四球を選び全員で出来ることをやって繋げた事も大きいかと思えます。

 

しかし、この大勝の一番の立役者を選ぶとしたらやはり上記の通り見事な完投を見せた九里亜蓮

岡本和真に先制弾を許したものの九里は22試合連続安打と絶好調のゼラス・ウィーラーを完璧に抑えるなど粘りに粘る姿はまさに魂の宿った投球で見るものの心を揺さぶり続けるものでした。

それだけでなく捕手としては実力的に5番手以下で一軍に呼ばれても代打代走要員に過ぎず今季は出場機会を求めて野手出場もしていた中村奨成を所々でサインが合わない場面もありながら導いた事も大きいでしょう。

このかつての甲子園のスターがプロの世界で捕手として今日「発見」されましたが、それもこの九里の尽力あってのこそだと思えます。

 

逆境に次ぐ逆境で当面は1勝すら難しいと思えたチームにあって、圧倒的な戦力差がある対戦相手にカード負け越さなかったばかりか思いもよらぬ大勝すら収める…。

今日ばかりは本当に本当に感動しかありません。

試合の終盤まで残業中の職場と帰りの電車でのスマホでの観戦でしたが…何度も何度も涙をこらえるのに苦労しました。

 

改めて選手たちには「ありがとう」と言わせて欲しい。