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カープと趣味の日記

03/16(水)○「そろそろ仕分けの時間」(カープ2022)

千葉ロッテマリーンズ1-2広島東洋カープ

オープン戦

ZOZOマリンスタジアム

 

勝利投手 床田1勝

敗戦投手 石川2敗

セーブ投手 栗林1セーブ

 

本塁打

(C)-

(M)-

 

打点

(C)坂倉①中村健①

(M)柿沼①

 

投手

※数字は自責点

(C)床田-島内-中崎-栗林①

(M)石川②-佐藤奨-ゲレーロ-東條

 

先発、床田は6回2安打無失点の好投で島内、中崎も続く。

打線は3回終わって無安打の拙攻で坂倉と中村健人の適時打による2得点に留まる。

最終回に栗林が連日の失点を喫するも逃げ切り勝利。

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昨日に続いて暖かい日差しの中で行われた千葉でのオープン戦。

ものの話に寄ればこの辺りでは既に桜が咲き始めた場所もあるとか…。

 

いよいよオープン戦も今日を含めて残り4試合となりますが、そうなるとそろそろ開幕戦に望むスカッドを選定する頃合いという事でもあります。

昨日、私が自宅から球場に移動している間に野間峻祥が試合前の練習中に負傷退場し、一軍に帯同していなかったとはいえ一岡竜司コロナウイルスの陽性が確認されるという不幸にそれぞれ見舞われました。

残念ながら彼ら二人に関しては開幕一軍は難しい状況かと思いますが…他の残った選手たちはどうだったでしょうか?

 

まずは既に開幕ローテーション入りが確定していて今日は最後の調整登板となる予定の先発、床田寛樹は球威、緩急、制球いずれも素晴らしい投球で正直、再来週になると思われる今季初登板まで取っておいて欲しいと思えるぐらいの出来でした。

特に以前は目くらまし程度でしか使えていなかった印象のカーブがしっかりとカウントを取れるボールになっているのに加えて昨年から使い始めた希少な変化球であるパームボールも効果的に使用できていたのが印象深かったです。

特にパームボールについてはこれだけ使いこなせる左腕はカープでは大野豊以来かと思いますので実際に球場で見てみたいものです。

 

その床田に続いて登板し安定した投球で無失点に抑えた島内颯太郎、中崎翔太もオープン戦では無失点投球を続けており現状では開幕ブルペン入りの最有力と呼べそうです。

一方で、多くのファン同様に気にかかるのが今季オープン戦で初のセーブ機会での当番に挑みながら昨日に続いて失点を喫した栗林良吏。

ここまではセーブ機会でもないのでいまいちエンジンが掛かりにくい状況だったのかと思えましたが…セーブ機会であるこの試合でも普通に失点しましたし、何よりオープン戦期間での総失点は既に昨季登板した53試合での失点数に匹敵している状況で明らかに不調に陥っていると言わざるを得ません。

しかし、昨日も言った通り昨年あれだけ活躍してくれた投手ですから上手く開幕までに修正してくれると信じるしかないでしょう。

 

一方、比較的充実していた投手陣とは異なり昨日と対照的に繋がらなかったのが打線。

技ありの先制打を放った坂倉将吾など見どころが無かった訳ではありませんが、相手先発だった石川歩のような実力者相手にはまだまだ及ばないと実感してしまいます。

中でも終始低レベルな譲り合いが続いている外野争いは中村健人が追加点となる適時二塁打を放った以外は全く見るべきものがありませんでした。

ここまで大きな期待を寄せられてスタメン起用が続いている末包昇大も今週は全く打てず打率0.160という普通ならとっくに一軍から追われているであろう悲惨な数字です。

しかし、まずは開幕一軍に別れを告げるのはやはり中村奨成で間違いないでしょう。

このオープン戦期間、末包と共に多くのチャンスを与えられながら好守で良いところが殆どなかったのですから…。

彼に期待しているファンには申し訳ありませんが、開幕が迫っている以上は現在戦力になりそうな選手とそうでない選手を仕分けする時期故にこれは仕方ない事。

恐らく、今週末のマツダスタジアムで彼の姿を見る事はないのではないかと思えます。