2回戦(カープ2敗)
京セラドーム大阪
勝利投手 田嶋3勝4敗
敗戦投手 森下3勝4敗
セーブ投手 平野佳1敗5セーブ
(C)-
(Bs)-
打点
(C)曾澤①
(Bs)福田③
投手
※数字は自責点
(C)森下③-コルニエル-塹江
(Bs)田嶋-村西②-富山-澤田-ヒギンス-平野佳
先発、森下は2回裏に崩れて3失点も以降は持ち直して6回3失点。
打線は6回表に反撃も押し出しと併殺打の間の得点のみに留まり2得点。
リリーフ陣は無失点で抑えるも中盤の好機を活かせず逃げ切られて6連敗。
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堂林翔太や小園海斗の記録に残らないミスがあったとはいえ、森下暢仁は僅か2イニングで5本の安打を浴びて52球も投げるという苦しい立ち上がり。
前回も思いましたが、やはりコロナウイルス濃厚接触者としてシーズン中にあってまともな練習も出来ない状況に置かれた事でコンディションに不安を抱えているのかもしれません。
プロのアスリートとは電子機器などで複雑に制御されたレーシングマシンと同様で、ふとした躓きで大きく調子を落としてしまうものです。
この森下に限らず、その他の隔離生活を余儀なくされた選手たちのほとんどの調子が上がらないのも無理からぬ事かもしれません。
とはいえそれでもその後は落ち着いて無失点で6回投げ抜いているからやはりたいした投手です。
しかし、5回終わった時点で既に球数が100球近くになっていたにも関わらず6回も登板させたのは蛇足だったかと思います。
前回登板時も6回時点で明らかにヘロヘロだった状態にも関わらず森下を7イニングもマウンドに上げて台無しにした事をベンチは忘れているとしか思えません。
ただでさえ佐々岡真司監督は昨年からこの森下に球数を投げさせ気味な傾向があるのですが、上記の通りコンディションに不安を抱える状況になっても尚、それを続けるとはつくづく呆れます。
森下が故障しないか本当に心配になってきました。
一方で、野手陣は何とか試合を作った森下の足を攻守に渡って再三引っ張る事に終始しました。
上述の記録に残らないミスは勿論ですが、初回の1死2塁や6回表に押し出しで労せず1点を返して尚無死満塁という好機で適時打はおろか犠飛すら打てない打撃は酷いを通り越して悲惨の一言。
小園が2安打を放つなど全く打てていない訳でありませんがとにかく繋がらず、個々の選手が得点に繋げられるような打撃が見られません。
ここまで酷いとほとんどの選手から試合に対する意欲が完全に無くなっているとしか思えません。
確かに5月以降はチームをコロナ禍に襲われた事で離脱者が相次いだ他、試合の開催日程がぶつ切りになるなど同情すべき点ではあります。
しかし、小園や中村奨成、林晃汰が意外な活躍を見せるなどチャンスに変えた選手もいる以上、意欲については「コロナの影響だから仕方ない」だけで済ませてよい問題とも思えません。