25回戦(カープ12勝12敗1分)
東京ドーム
勝利投手 森下8勝7敗
敗戦投手 高橋11勝9敗
セーブ投手 栗林1敗34セーブ
(C)宇草3号①鈴木誠36号①菊池涼②
(G)ウィーラー14号①
打点
(C)宇草①菊池涼③林②鈴木誠①小園①
(G)ウィーラー③中島①末原①岡本②
投手
※数字は自責点
(C)森下⑤-森浦-島内-栗林②
(G)高橋④-戸根③-田中-鍵谷①-畠-デラロサ-中川
先発森下は再三走者を背負う投球ながら6回まで無失点で凌ぐも7回に暗転。
打線は初回に宇草の先頭打者本塁打と連打で4得点など序盤から大量得点を奪う。
7回裏に森下が崩れ最終回には一打同点まで追い込まれるも逃げ切り2連勝。
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オリンピックやコロナウイルス感染爆発に伴う自粛などで、6月以来行けていなかった東京ドームでしたが、今日が今季最後の試合。
試合前は8月に行く予定だった戦没プロ野球選手の鎮魂碑に立ち寄る事もできました。
思えば、4月に今年最初にこの球場に赴いた際は当日から緊急事態宣言が発令されて、アルコール類は勿論、食品の持ち込みすら禁止という事態でしたが…売り子含めてアルコール飲料の販売も再開されていました。
もっとも、売り子は客席に立ち入っての販売は出来ずコンコースでひたすら試合終了間際まで立っての販売でまるで昔のダフ屋みたいです。
普段、私はこの球場の中では飲食物は買わないのですが…あんまりにも見ていて可哀想だったので1杯だけ購入してしまいました。
良く考えたら上京して10年以上経ちますがここでビール買ったの初めてかも…。
また、今日はアルコール販売再開に加えてビジター側も応援団の応援活動が再開されていました。
応援団といっても太鼓だけの細やかなものですが、それでもあの賑やかさがほんの少しだけ戻って来て嬉しいですね。
今季は球場で応援団が演奏した音源を自軍の攻撃中に再生している球団が多いですが…プロの演奏家でもない人たちのたいして上手くもない演奏を聴き続けるのは個人的にははっきり言って苦痛でした。
カープファンの間でもマツダスタジアムで応援歌を場内で再生すべきという意見もありますが…今なこんな感じで太鼓だけで良いかと思います。
2度の6連勝に3カード連続勝ち越しという今更なカープの好調さもありますが、それ以上に9連敗という読売の考えられないような大失速のおかげで何故かCS出場争いの天王山争いとなったこの試合。
正直、残り9試合で自力CSの可能性すらない状況であまりに非現実的な与太話にしか私には思えませんが…まあ、冴えないシーズンを我慢してきたファンに最後最後で盛り上がる要素があるのは良いのではないでしょうか。
それを首脳陣も意識したのか今日の先発にはローテーションをずらして森下暢仁を投入してきました。
正直、可能性が限りなく上辺だけの天王山という状況かつ本人も二桁勝利の可能性は事実上消滅している以上は、今になって中5日で投げさせる必要があるとは私には思えませんでしたが…。
しかし、打線が宇草孔基の先頭打者本塁打で初回に幸先よく4得点を先制した事もあり、ところどころ不安定な場面のありながら6回まで無失点と好投を見せてくれました。
7回裏の惨劇ともいえる大量失点は大変残念ではありますが、シーズン開幕から中断期間も含めて投げ続けて心身とも疲れ切っている投手にたいしてもう少しベンチは配慮すべきだったのではないでしょうか?
9回裏に登板し、左肩辺りを気にするアクシデントもあり、上本崇司の好捕がなければ今季初のリーグ戦での救援失敗になっていたであろう栗林良吏共々、こういう上辺だけのCS争いで無理な起用し続ける必要があるか改めて疑問です。
一方で、打線は序盤から一発攻勢と連打で面白いように得点を重ねて、7回以降の相手の猛反撃を凌ぐ為の「原資」を序盤で稼ぎ出せました。
また、前回に続いて最多勝争いをしている高橋優貴に勝ち星を与えず九里亜蓮の援護にまたしても成功した形。
もっとも、終盤以降は拙攻が目立ったのは確かです。
特に3点差に追いつかれた直後の9回表1死1塁3塁で打者も走者も俊足であるにも関わらず無理にスクイズを試みた場面に至っては今季多くのファンを呆れさせた河田雄祐ヘッドコーチの「機動力野球ごっこ」の象徴とも呼べる酷さと言えるでしょう。
一応、この上辺だけの天王山を勝利することは出来ましたが、攻守においてベンチに対する不満と不振は相変わらずのものと呼べそうです。
そうである以上はこれは「CS争い」などという高尚なものではなくまだまだ「数字上可能性が残っているだけ」という事かと思えます。
再び個人的な話に戻しますと…
これで、今季の東京ドームでの観戦はあれだけチームが低迷しているにも関わらず3戦3勝(チケットを確保しながら行けなかった試合も含めると5戦5勝!!)で終える事となりました。
もっとも、その内容は、1戦目は7点差を終盤に追いつかれ、2戦目は8回1死まで無安打で抑えられ、3戦目も終盤に一打同点まで追いつかれるという非常に見ていて息苦しい試合ばかり…。
というより、なぜ私が東京ドームに行った試合は全てこうなってしまうのか…?
こういう下位に低迷しているチームを応援している以上は贅沢な事かもしれませんが、もうちょっと落ち着いた試合が来季こそは見たいものです。
試合終了後に応援団の音頭でおよそ2年ぶりに行った勝利後恒例の「三本締め」に感動しつつそんな事を考えてしまいました…。