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カープと趣味の日記

5/17(火)●「遠藤は最善を尽くした。でも監督は…」(カープ2022)

読売ジャイアンツ3×-2広島東洋カープ

10回戦(カープ4勝6敗)

 

勝利投手 畠2勝1セーブ

敗戦投手 遠藤2勝3敗

 

本塁打

(C)-

(G)-

 

打点

(C)末包②

(G)ポランコ①中島②

 

投手

※数字は自責点

(C)遠藤③-ターリー

(G)メルセデス②-高橋-畠

 

先発遠藤は初回から安定した投球で8回まで3安打無失点の好投。

打線は、2回表に末包の適時打で先制も以降は僅か3安打の拙攻。

遠藤が続投した9回裏に試合は暗転し逆転サヨナラ負けで2連敗。

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首位チームとの本拠内での対戦で全く勝てず、乗り込んだのは4年ぶりのプロ野球開催となる宇都宮。

個人的にはローマのコロッセオも模して設計されたというエピソードが同じ宇都宮駅前のギョーザ像がヴィーナスを模して造られた事を知った時と同じ驚きを感じますね…。

 

一方、試合は2点リードの9回裏で逆転サヨナラ負けを喫するという怒りと失望をファンに提供させる結果になりました。

非常に辛い結果となってしまった試合ですが、それでも先発を務めて8回まで3安打無失点と素晴らしい投球を見せた遠藤淳志は讃えられて然るべきでしょう。

雨天中止が2試合もあった影響で登板がスライドしたのは勿論、自身初の週初めの先発を任せられたにも関わらず、今日はその重責に十二分に答えてくれた形です。

同じく大瀬良大地の登板間隔が空いているのに、彼にわざわざこの役目を与えたベンチの考えは理解できませんでしたが…兎も角も茨城県出身の彼にとっては地元の隣県での凱旋登板。

両親も友人も応援に駆け付けたそうですが、それを力に変えたその投球は圧巻でしたし、感動的でした。

それだけに余計にこの結末は残念ですし納得がいきません。

たった2得点しか取れなかった打線がもっと打っていれば…。

栗林良吏のコンディションが万全であったなら…。

何より伊達や酔狂で指導者を務めているような匹夫が指揮官ではなければ…。

 

もはや言うまでもありませんが、9回表1死満塁の場面で…しかもわざわざ磯村義孝に犠打をさせてまで作った好機ですでに8回終わった時点で既にいっぱいいっぱいだった遠藤に代打を出さず9回裏も続投させたのは明らかな采配ミスです。

先週も週初めの試合でやはり疲れが隠せなかった床田寛樹を続投させて辛うじて上手くいったのに味をしめた監督が調子に乗った結果がこのザマです。

試合後に栗林がコンディション不良だった事を監督があっさり報道陣にバラしていましたが…それを加味してもあの状況では代打を出してより勝利を確実にする方法以外に最善の方法はなかったでしょう。

そもそも、高校野球ですら一人の投手が投げ抜く事が稀となった現代の野球において、遠藤のように実績の少ない投手にとっての完投・完封とは17点も取った前回登板時ほどでないにしても十分な援護が得られた試合でご褒美として与えるものと認識すべきなのです。

 

更にいえば、自身の酷い采配を誤魔化すかのようにチームの重大な内情をあっさり漏らす節操の無さはとても今季監督3年目の人物とは思えません。

一昨年前から再三に渡って佐々岡監督の指揮官としての資質に疑問を呈し続けてきましたが…遂に決定的なものが来たという感すらします。