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カープと趣味の日記

「2023年の変化と懸念」(カープ2022-2023)

先週から全12球団が一斉に春季キャンプインし、2023年のプロ野球カレンダーがいよいよ始まる事となりました。

最下位と僅か0.5ゲーム差の「限りなく最下位に近い5位」と散々な結果となった我らが広島カープにとっては新井貴浩新監督を迎えてユニフォームも微妙極まりないデザインに一新して再スタートのシーズンともなります。

もっとも、ドラフトで指名された新人以外での新戦力はマット・デビットソンと、戸根千明の2名のみで前任監督が残した「打てない、守れない、走れないの負の遺産」を払しょくするには物足りない印象は否めません。

まあ、今季のスカッドについてはキャンプがもう少し推移してから考えるとして…今回はカープ含める2023年のプロ野球全体について考えてみたいと思います。

 

2020年から始まった新型コロナウイルスによってプロ野球のみならずプロスポーツ全体が大きなパラダイムシフトを強いられてしまって3年。

政府は5月にコロナウイルスの法律的な位置づけを引き下げる事を決定し、イベントに関する規制も事実上撤廃する事としました。

既に2月に開幕するJリーグでは条件付きながら声出し応援の解禁を発表しており、プロ野球でもロッテマリーンズが同じく本拠地での声出し応援解禁を発表しました。

現状、カープ球団からは特にアナウンスはありませんが他球団もこの動きに追随する事になりそうです。

法律上の位置づけを変えたところでウイルスの猛威が弱まる訳でもなく、政府の医療の公的責任の放棄、もしくは5月に首相の地元広島で開催するG7サミットへの配慮と様々な反対意見や憶測もあるのは確かですが…これまでまともに応援も出来ない状況により非日常感を失ったスタジアムにうんざりしていた私を始めとするファンにとっても朗報と言えるでしょう。

また、今季のキャンプイン後の様子を見て幾つかの変化があるのを感じたのは私だけではないかと思います。

まず、助っ人外人がキャンプ初日からチームと合流しています。

まあ、これは当たり前と言えば当たり前ですが…外国人選手が入国制限によりシーズンが始まっても来日できない状況が多く見られていたここ3年では久しぶりの事。

シーズン当初から外国人選手が存在してないチームがいるというのは著しくリーグの公平性を欠く自体でしたから今季はその心配がないのも何よりです。

更に言えば、やはりここ3年は禁止されていたグランドにおりての取材も一部では行われているようでこれまた漸く普通の光景が帰って来たという印象を抱かせますね。

もっとも、制限が撤廃されると言えども3年間でこれだけ生活文化が破壊されてしまった以上は元の通りと言う訳にはいかないでしょう。

復活が期待されるであろう鳴り物応援にしても良いか悪いかは別にしてコロナ前から私設応援団のなり手が減少していたという事を鑑みれば今後もスタジアムが徐々に消えていく事は避けられないかもしれません。

 

また、2023年についてはシーズン前にWBCが5年ぶりに開催されるのもファンにとっては大きなトピックス。

コロナウイルス蔓延によりしばらく開催が凍結されていてそのまま永久に眠り続けてくれれば良かったのですが…今季はわざわざアメリカから助っ人を呼んでまで再びナショナルチームを編成するそうです。

また、やはりコロナウイルス蔓延の影響で金が無くなったのかMLBも過去最高とも呼べるメンバーを今更集めて挑むようで巷はおおいに盛り上がっているようですが…やはり気になるのはカープの選手のそれに関する動向です。

さすがに昨季の成績では誰も呼ばれないだろうと思いきや、栗林良吏が2年前に酷使されたオリンピックに続いての招集を受けました。

同じくオリンピックでいつの間にか主戦投手になっていた森下暢仁が肘の手術の影響で招集を辞退してカープからの「徴兵」されたのは栗林一人に留まりましたが…リリーバーましてやクローザーを供出する事へのシーズンへの悪影響は甚大かと思うだけに心配になってしまいます。

とにかく無事に戻って来てくれるのを祈るしかありません。