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カープと趣味の日記

6/8(木)○「コルニエルジャンプⅣ」(カープ2023)

北海道日本ハムファイターズ2-7広島東洋カープ

3回戦(カープ3勝)

エスコンフィールドHOKKAIDO

 

勝利投手 コルニエル1勝4敗

敗戦投手 上沢5勝4敗

 

本塁打

(C)田中4号③

(F)-

 

打点

(C)菊池①野間②田中③

(F)清水①ハンソン①

 

投手

※数字は自責点

(C)コルニエル②-島内-中崎

(F)上沢①-ロドリゲス③

 

先発コルニエルは2回と5回のピンチを最少失点で防いで7回2失点の好投。

打線は5回表に野間の適時打で勝ち越すと9回表には田中広輔の3ランで追加点。

要所で好守も飛び出し、8回以降も投手陣が安定してカード3連勝で北海道遠征を終える。

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広島市でも北広島町でもない東広島市姉妹都市でもある北広島市エスコンフィールドに乗り込んでの初の3連戦も今日で最終日。

昨日の勝利で実に2018年以来5年ぶりの交流戦での連勝を飾ったカープ

しかし、一方で打線はこのカード2試合での得点は僅か4得点と貧打から抜け出す予感すら感じられない惨状。

また、僅差の試合が続いているだけにニック・ターリーと矢崎拓也を投入しにくいという状況と今日の先発の力量を考えると大変厳しい試合が容易に想像出来ました。

おまけに相手の先発は完封含めて3試合連続のHQS以上と抜群の安定感を誇る上沢直之とどう考えてもミスマッチな組み合わせ。

実際、試合の序盤のその予想通りの展開を見せました。

先発のロベルト・コルニエルは5回もてずに打ち込まれて3連敗中と、もはや先発ローテーションに未だに残っているのが不思議なほどの酷さ。

今日、先発を務めたのもドリュー・アンダーソンが故障の為、登録抹消されるなど厳しい先発の台所事情ゆえと決して前向きな理由で起用されていた訳ではなかったと思えます

そのコルニエルは序盤にいきなり失点を喫すると、案の定5回裏も四球連発で崩れますが秋山将吾の好守などにより最少失点で切り抜けると6回と7回は安定して久方ぶりのQSを達成と意外な好結果。

彼の場合、よく中盤で崩れる要因はスタミナというより集中力の無さにあるように思いますが…それ故に今日は序盤にやや抑え気味で投げたのが奏功したように思えます。

 

一方、上記の通り連勝しているのが信じられないぐらいに拙攻続きの打線は好投手である上沢直之相手に序盤はほとんど得点の予感が漂いませんでしたが、5回表に相手のミスで得た満塁の好機でこれまた得点圏ではボロボロの野間峻祥のまさかの適時打で勝ち越すなどこれまた意外な活躍。

9回表の土壇場で飛び出した田中広輔の3ランもターリーや矢崎の起用を避けるために体調が未だに万全ではない栗林良吏を投入せざるを得ないという悲劇的な結末しか予想できなかった状況を加味すればまさに値千金の当たりだったと言えます。

こういう形で「リリーフではここまで数シーズンに渡ってほとんどダメで戦力外同様だった外国人投手が先発で意外な活躍を見せる」というロマンと怪しさ満点の魅力をもったこのドミニカンが、悲願の今季初勝利を手にする事となったのは本当に嬉しい限りです。

広島や関東からやって来たカープファンも今日をもってサウナとイクラ丼とシャウエッセンが楽しめる素晴らしい新スタジアムとはお別れですが、最終日に素晴らしいお土産を持ち帰る事となって満足している事でしょう。