22回戦(15勝7敗)
京セラドーム大阪
勝利投手 アドゥワ1勝
敗戦投手 高梨2勝1敗
セーブ投手 矢崎4勝2敗23セーブ
(C)デビットソン18号①末包6号③
(G)長野5号①
打点
(C)デビットソン①末包③
(G)長野①坂本①中田①門脇①
投手
※数字は自責点
(C)九里④-アドゥワ-島内-矢崎
(G)山崎①-バルドナード-高梨③-今村
先発九里は5回まで無失点も6回以降崩れて7回途中4失点で降板
打線は初回からの好機を活かせず5回表に相手失策で先制。
2点差つけられた8回表に末包の3ランが飛び出し終盤に劇的な逆転勝利で3連勝。
2番手で登板のアドゥワは4年ぶりの白星。
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今日は、7回裏に2点差がつき九里亜蓮が降板した時点で試合を視聴するのを止めていたのですが…試合結果を見て変な声が出てしまいました。
敗色濃厚の8回表2死からの末包昇大による大逆転劇も凄かったのですが、最終回に休養の栗林良吏に代わって一軍に上がったばかりの矢崎拓也が抑えたうえにアドゥワ誠が4年ぶりの勝ち星…。
更に言えば直後に阪神がベイスターズに土壇場で逆転負けを喫した為、何故か自力優勝まで復活と色々な出来事が起きすぎて落ち着かない気持ちになってきます。
まあ、明日の結果次第ですぐに阪神のマジックは再点灯するのですが…。
先発の九里亜蓮は5回表まで相手打線に岡本和真が不在の影響もあってか比較的安定した投球で無失点ではあったのですが、中5日で128球での完封を挙げた先週の疲れはやはりあったのでしょう。
6回裏に長野久義からの本塁打をきっかけに崩れて一挙3失点で試合をひっくり返されたのみならず、続投した7回裏にも打ち込まれて4失点ノックアウトという結果。
明らかに疲れが見えている九里を7イニング目も投げさせたのは明らかなベンチのミスでしょう。
先週末の3連戦でいずれも先発が試合を作れずリリーフ陣がフル回転だったうえに栗林良吏を休養させてベンチ入りさせなかった状況から少しでも多くのイニングを消化して欲しいという意図は分かるのですが、さすがに投げさせ過ぎでした。
また、打線も打線で大変珍しい九里の安打などで作った再三の好機を活かせず相手チームの失策による先制点以外でまともな得点は相変わらず読売戦ではやたらと打つマット・デビットソンの一発のみでこれまたくたびれた展開と言えました。
くたびれた先発とブルペンと打線。
こういう展開になると後はリリーフ陣が何失点かして試合が終わるのを待つだけにしか思えなかったのですが、末包の劇的な一振りがそれを全て変えてしましました。
末包はこれでここ3試合で2本塁打9打点と長打不足のチームにあって決定的な当たりを連発している状況。
今季は昨年春の大抜擢が嘘のように存在すらしない時期が多かった選手ですが残り一か月でどうにか主役の座を取り戻して欲しいものです。
また、その末包と共に個人的に劇的に思えたのが前回に見せた起死回生の好投の勢いのままピンチを抑えて実に4年ぶりの白星を挙げたアドゥワ誠。
今年の4月に神宮球場で4年ぶりの一軍マウンドに立つ際、ブルペンに向かう彼にエールを贈ったところ意思の強い目を見せながら会釈を返してくれた真摯な姿は今でもよく覚えています。
というか、隣にいた私の友人に至ってはその後、アドゥワのユニフォーム買ったぐらいでしたし…。
それだけに2020年の右ひじ手術の影響もあり丸々3シーズンを棒に振りながらの今日の彼の1勝は本当に嬉しいです。