吹けよ風!打てよアレン!!

カープと趣味の日記

06/11(火)○「その差は紙一重」(カープ2024&球場観戦記)

埼玉西武ライオンズ1-2広島東洋カープ

1回戦(カープ1勝)

ベルーナドーム

 

勝利投手 床田7勝3敗

敗戦投手 今井3勝3敗

セーブ投手 栗林1敗18セーブ

 

本塁打

(C)菊池4号①

(L)佐藤龍2号①

 

打点

(C)菊池①松山①

(L)佐藤龍

 

投手

※数字は自責点

(C)床田①-栗林

(L)今井②-ヤン-松本

 

先発床田は安定した投球で8回を被安打4で1失点の好投

打線は2回表に菊池の本塁打で先制も以降は好機を逸する拙攻。

終盤に1点差に迫られるも9回を栗林が抑えて連勝でカード初戦を制す。

佐藤啓介が国立大出身選手としては球団史上初の安打を記録。

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カープの試合を見る為のみ1年に数えるほどしか利用するかしないか程度の西武池袋線から山口線に乗り換えると池袋から40分程度とは思えないぐらいの長閑な風景が広がるのを見るのは今年のオープン戦以来。

西武ドームと言えば「夏は暑く冬は寒い」「ドームなのに雨具がいる」など世評が芳しいとは言い難い球場ではありますが、個人的には数あるドーム球場で一番好きな球場です。

辿り着くまでが大変とはいえ、球場名を冠した駅から降りて目の前なのに加えて通常のドームと異なり空の移り変わりを感じる事が出来ますし、コンコースに出た際に見られる鬱蒼とした木々が風に揺れる様子を間近で見られるのは広島の田舎で育った私には何となく郷愁を感じさせれます。

まあ、それについても試合中思いっきり西日が眩しくて試合が見にくくなったり、森が近すぎるせいかトイレにナナフシやらクモやらが出たりする訳ですが…。

更にこの球場での楽しみといえば来るたびにもう10年近く通っている「リトル沖縄」。

埼玉の狭山丘陵で沖縄というのも変な話ですがオリオンドラフトの生や泡盛が常時飲める野球場と言えば私が知る限りではここぐらいのもので毎回来るたびに楽しみにしています。

久しぶりのオリオンビールでほろ酔い加減のところで始まった試合は床田寛樹と今井達也という好投手同士の投手戦。

…の筈なのですが、意地悪な言い方をすればいずれもリーグ屈指の貧打線を抱えるチーム同士の泥仕合にも見えなくもありません。

打線は2回表に菊池涼介本塁打で先制する事には成功しましたが、以降は好機で一本が出ないといういつもの展開。

佐藤啓介による球団史上初の国立大学出身選手としての初安打や、矢野雅哉の驚異的な三盗など押せ押せムードになれる要素はいくつかあっただけに非常に歯がゆい展開。

7回表に矢野の二塁打から作った1死3塁の場面で松山竜平がようやく犠飛と最低限の仕事をして追加点を挙げましたが先々週から続く適時打がとにかく出ないという状況は今週に入っても変わらないように見えます。

一方で、先週は試合を作り切れなかった床田はところどころで打たれながらも全体的に見れば安定した投球でした。

8回に不覚を取って1失点をしたもののほぼ援護の無い状況で勝ちきれる投球を見せる辺りの手腕はさすがです。

ヒーローインタビューでは最後に現役ドラフトでライオンズへ移籍した同世代の中村祐太を気遣うコメントを残したところなどは感動的でした。

とりあえずチームはリーグ首位に立ち2カード連続勝ち越しでこのカードも初戦を取る事は出来ましたが、先発投手への過度な負担が増しているような現状やはり問題です。

一方、リーグと交流戦共に最下位で監督も前半戦半ばで事実上の更迭となったうえ現在8連敗中と苦しい状況のライオンズも実は先発の成績に関しては他球団に引けを取らない陣容を誇るチームで正直、カープとはさほど大きな差を感じません。

ゲストとしてレフトスタンドにライオンズ応援団と共に陣取った花咲徳栄高校のブラスバンドの大音量でおおいに盛り上がった最終回の攻撃で間一髪アウトになり、悔しさの為かしばらく立ち上がれなかった源田壮亮の姿を見ても、現状のカープとライオンズではその差は紙一重と思えてしまいます。

試合が終わればこの球場での楽しみと言えばグランドを観客に開放してのグランドウォーク。

コロナ禍の影響でしばらく実施されていませんでしたので実に5年ぶりの人工芝の感触です。

試合が終わった後のグランドを抜けて帰路に着くと綺麗な三日月と共に月明かりに照らされた静謐とした狭山丘陵の景色を感じる事が出来ます。

そういえばこの辺りはアニメ「となりのトトロ」の舞台の一つ。

そういう場所にある球場でプロ野球を見られるというのはやはり非日常としての魅力と改めて思えます。